数年前に、「タオさんコレ好きだと思うよ」と教えられ、即読んで魅了されまくった1冊です。
物語は、江戸の初期に実在した科学者たちが、研鑽し活躍もした日々の話。
特に、主人公の安井算哲。
彼は、囲碁を生業とする家計に生まれつつも、算術に魅了され、後に新しい暦を作ることになる渋川春海その人で、中国から伝来した暦から、日本の科学者たちの手で、オリジナルなモノを作り出そうとして成した中心人物。
話は、その、史実が軸となる。
当時の科学オタクみたいな人々の情熱を、活字を追いながらもほとほとと感じ、そして、天体観測器具「大渾天儀(だいこんてんぎ)」をはじめとする、科学者の道具の数々も面白く。
しまいには、ノートをとりながら読みました。
…ってことで、そのノートの一端を公開っ!
(ちなみに、この時の抜き書きノートは、今も、他の暦関連、江戸関連の本を読むときなどに重宝している。それほどまで史実にもとずく冲方氏の調査の深さ、すごいです)
いよいよ、その映画も今週末から始まるってことで、TVをつければその予告が多い。
そのたび、CM映像に見入る私。
本で読んで、それら道具の数々を想像し、時々博物館などで現物を見つつ、もっと使われている状態で本物を見たいなぁ…なんて思っていたあれこれが、かなり本物っぽく復元されているみたい。
そして、江戸の科学者(扮しているのは現代の役者だが…)に使われているシーンが多数ありそうじゃあないですか(あたりまえ)。
ああ、これはこれは、ぜったい映画館で大画面でじっくり見たいものだわ!
…と久しぶりに。
近頃、映画はDVD専門。
映画館なんてのは、4~5年ぶりじぁあないでしょうか?
でもぜったい映画館で見るぞ!
◆おまけ(2,014年2月4日に追記)
私の読書ノートに使っているのは、無印良品のルーズリーフとバインダー。
今あるのは、みんな厚みがあって、持ち運ぶのにやや難があり、棚に保存するにも邪魔っぽい。
ああぁ~復刻しないかしらねぇ…。