ああ、もう7月も中盤なんだなぁ~!
とハッとさせられるのは、街に忽然とこれが、現れたあたりから。
東京の街は、7月の声を聞くやいなやお盆の準備がスタートし、ひと月遅れの旧盆がふつうの東北育ちはぴっくり!
で、びっくりしているうちに季節は夏本番の酷暑・猛暑に突入し、やや我を忘れているもんだから(←これは私か・笑)、あっという間に、東京のご先祖様はお帰りになるんだなぁ…と、祭りの後の気分。
…いやいや、盆踊りは、町内の祭りでもあるから、ある意味大盛り上がりはこれからですが。
盆踊りは、ご先祖様を見送る行事
昨夜は、路地裏を巡れば、ポツリポツリとですが、送り火をする人々に遭遇。
迎え火の日は雨降りだったんで、ひとつも見かけなかったけど、やっぱ、雨が降らないとちゃんと火を焚くんだねぇ…と思いつつ通り過ぎる。
そして、今宵は、不忍池にて灯篭流し、そして、ご先祖様をお送りする盆踊り。
…というのが一連の盂蘭盆会の行事です。
が、盆踊りのみは、ここからちょっと独立独歩。
町内会が運営する行事となって今に継続し、となれば、やっぱり子供も参加できる夏休みあとがいいかもね。
…と、少しだけ開催時期がずれたみたい。
それでも、我がご近所ではあちこちで盆踊り大会が続きます!
いや、それだからといったほうがいいかな?
町内仕切りの盆踊りだからこそ、参加人数も多数だし、時々、プロの歌手を呼んだりして本格的。
ちゃんと祭り露店も軒を連ね、夏の一大イベントとなっています。
しかし、私は、盆踊りそのものよりも、この櫓を一人静かに眺めるのが好き。
スタートは、上の写真のJR巣鴨の駅前ロータリーの赤い提灯で飾られた櫓。
それが終われば、日暮里の諏方神社の境内にも櫓が整えられて、盆踊りは、夏休みが始まってすぐの土日が通例みたい。
ここまでくると、東京のあちこちで盆踊り大会が開かれるみたいで…。
我がご近所のほうは、8月に入って駒込富士神社の境内。
ってまあ、毎年同じとこしか眺めてないけど、それでも、みんな雰囲気が違って、各会場の櫓を比べてみるのが楽しいのです。
あとは、どさくさに紛れて、神社でやるんだぁ。
…っておおらかさも好き。
広いスペースの少ない東京の街だからというのもあるだろうけど、江戸時代には、神社も寺社もなかよく同じ敷地に並んでたんだしね。
ってことを、ひそかに伝えてもいる気がする。
◆盆踊りのルーツなどはこちらにまとめました。⇒今、夏イベント、昔、盂蘭盆会行事。盆踊りは、かつて今宵、十六夜の行事でした。
◆今日は、2016年7月17日/旧暦6月14日/水無月庚子の日/月齢12.7日
◆日の出4時38分 日の入18時56分/月の出16時29分 月の入2時09分