あっという間に東京のお盆はすぎて、そろそろ締めくくりの盆ダンス。…もとい盆踊りの季節到来!/7/17=旧6/14・庚子

ああ、もう7月も中盤なんだなぁ~!

とハッとさせられるのは、街に忽然とこれが、現れたあたりから。

巣鴨盆踊り

東京の街は、7月の声を聞くやいなやお盆の準備がスタートし、ひと月遅れの旧盆がふつうの東北育ちはぴっくり!
で、びっくりしているうちに季節は夏本番の酷暑・猛暑に突入し、やや我を忘れているもんだから(←これは私か・笑)、あっという間に、東京のご先祖様はお帰りになるんだなぁ…と、祭りの後の気分。

…いやいや、盆踊りは、町内の祭りでもあるから、ある意味大盛り上がりはこれからですが。

盆踊りは、ご先祖様を見送る行事

昨夜は、路地裏を巡れば、ポツリポツリとですが、送り火をする人々に遭遇。
迎え火の日は雨降りだったんで、ひとつも見かけなかったけど、やっぱ、雨が降らないとちゃんと火を焚くんだねぇ…と思いつつ通り過ぎる。

そして、今宵は、不忍池にて灯篭流し、そして、ご先祖様をお送りする盆踊り。
…というのが一連の盂蘭盆会の行事です。

が、盆踊りのみは、ここからちょっと独立独歩。
町内会が運営する行事となって今に継続し、となれば、やっぱり子供も参加できる夏休みあとがいいかもね。
…と、少しだけ開催時期がずれたみたい。

それでも、我がご近所ではあちこちで盆踊り大会が続きます!

いや、それだからといったほうがいいかな?

町内仕切りの盆踊りだからこそ、参加人数も多数だし、時々、プロの歌手を呼んだりして本格的。
ちゃんと祭り露店も軒を連ね、夏の一大イベントとなっています。

しかし、私は、盆踊りそのものよりも、この櫓を一人静かに眺めるのが好き。

スタートは、上の写真のJR巣鴨の駅前ロータリーの赤い提灯で飾られた櫓。

それが終われば、日暮里の諏方神社の境内にも櫓が整えられて、盆踊りは、夏休みが始まってすぐの土日が通例みたい。

諏訪神社

ここまでくると、東京のあちこちで盆踊り大会が開かれるみたいで…。

我がご近所のほうは、8月に入って駒込富士神社の境内

盆踊り富士神社
ってまあ、毎年同じとこしか眺めてないけど、それでも、みんな雰囲気が違って、各会場の櫓を比べてみるのが楽しいのです。

あとは、どさくさに紛れて、神社でやるんだぁ。
…っておおらかさも好き。

広いスペースの少ない東京の街だからというのもあるだろうけど、江戸時代には、神社も寺社もなかよく同じ敷地に並んでたんだしね。
ってことを、ひそかに伝えてもいる気がする。

◆盆踊りのルーツなどはこちらにまとめました。⇒今、夏イベント、昔、盂蘭盆会行事。盆踊りは、かつて今宵、十六夜の行事でした。

◆今日は、2016年7月17日/旧暦6月14日/水無月庚子の日/月齢12.7日
◆日の出4時38分 日の入18時56分/月の出16時29分 月の入2時09分