二十四節気は「白露」に。残暑は厳しいけれど、空を見上げれば、季節は確実に秋だぁ~!/旧暦8/7・壬辰

今日は、二十四節気の「白露」です。

文字を眺めたイメージも、「はくろ」とういう読み方も、秋の涼しさを呼ぶコトバ。
暑い暑いと振り回されてた夏も、あっという間だったなぁ…なんて、名残惜しくもあって、あんなに忌み嫌ってた夏なのに(笑)。

東京はまだ残暑も厳しいけれど、ちょっと寂しい気分を呼んでくる時期です。

さて、一応いつもの暦の参考書『暦便覧』も。

「白露」は、「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」と、いつもにまして小難しい解説です。

「陰気」=秋冬の涼しさ、「陽気」=春夏の温かさってことだろうね。

だから「陰気やうやく重りて」は、「ようやく秋めいてきて」とか?
超訳ですが。

外気も低くなったので、あたりの水蒸気を冷やして、白い露として降る…みたいな感じでしょうか?
街暮らしだと、そのニュアンスがなかなかくみ取れないもんです。

「白露」のころは、雲観察、第三弾の時期。

そうそう、白く降った露に気づくのは難しいけど、見上げた空の変化に気づくのはたやすいかもしれません。
ってことで、私といえば、夏から秋は、雲観察にも忙しい。

ちなみに…。
・第一弾は、夏が本格化した七十二候「大雨時行」(8月2日~6日)の頃。
勇壮な入道雲が出始める頃です。
・第二弾は、晩夏の「綿柎開」(8月23日~27日)の頃で、綿花畑のような雲の様子が見られる頃。

そして、「白露」の今が、第三弾。

まさに水蒸気のように細かな雲が登場!

雲

しかし、今年は、台風の発生が晩夏までずれ込んで、しかもまとめてやってくる非常事態。
第一弾の入道雲はかろうじて観察できたものの、第二弾以降、カラリと晴れた秋晴れの日が少なくて、雲観察は難しかったぁ~!

それでも昨日。
涼やかな、細かい雲が泳ぐ空が登場した次第です。

おまけ:台風一過の夕暮れ時。

今年は、間隔を開けずに襲ってきた台風。
なので、台風一過の晴れ晴れとした一転の曇りもない青空は、まだ見ていません。

が、8月下旬にやってきた台風9号が運んだ夕焼けが美しかった。

台風一過

ほんの一瞬、西の空にきれいな夕焼けが出て、消えました。
その一瞬があまりに美しかったので、急いでデジカメを構えた次第。
うーん、私の腕では、あんまり美しく撮れなかったぁ…。

その後にやってきた台風11号があっという間に黒雲をかぶせちゃったんだよなぁ。

ってことで、今年の晩夏の苦い台風の記憶としてここに貼り付けておこうかと。

そして…。
もうそろそろ、落ち着いて空を観察したいので、もう台風は来なくて結構ですよぉ!

◆今日は、2016年9月7日/旧暦8月7日/葉月壬辰の日/月齢5.7日
◆日の出5時17分 日の入18時00分/月の出10時22分 月の入21時21分