七十二候は「山茶始開」に。早咲きの白やピンクは、東京でも10月下旬からひっそりと。東北では、赤いのちらほら咲き始め…。東京でもあと少し?/旧暦9/20・己亥

七十二候は「山茶始開(つばきはじめてひらく)」の時期です(11月7日~11日)。

暦は「山茶」=「つばき」と読ませますが、、意味する花は「山茶花(さざんか)」のこと。

まあ、「山茶花」も「椿」も、ツバキ科ツバキ属の常緑樹だし、ぱっと見、区別はつきません。

ですが、いまごろ咲き始めるのはほぼ「山茶花」。

山茶花・赤

「始開」=「はじめてひらく」ってことで、まだ咲はじめですが、もう少したって、根本を見れば、花びらがひらひら落ちているはずです。
花ごとポロリと散る、椿のころはもう少しあと。

山茶花も、冬告げ花。
咲いてるかな?咲いてます。…ああ、冬なんだねぇ。

早いものは、もうずいぶん前から咲いてるし…。

皇居の山茶花

例えば、皇居東御苑の梅林坂を登り切ったあたりのこれは、もう10月下旬にはこんな感じ。

ただし、まだ咲ききってなかったかな?

山茶花

まあるい咲き様が可愛い。
いまなら、この樹は、もう満開かもね。

冬は北からやってくるから…。

帰省していた東北の街では、もう、淡い色の山茶花は満開。

山茶花・ピンク

…どころか、東京ならば、ちょっと先の赤い花まで咲き始めてました。

山茶花・赤

ふーむ、冬は、北からやってくるものねぇ。

さて、我がご近所も。

帰京して以降、実はまだ、ご近所の山茶花スポットは確認ならず。

暦が、「山茶始開」というからには、ちょっと遠回りして早咲きの庭(よそ様の…)を確認してこなくちゃねぇ。

とはいえ、正統派ともいえる、紅い山茶花は、花のころにはあと数歩あり…と思います。

◆今日は、2017年11月8日/旧暦9月20日/長月己亥の日/月齢10.3日
◆日の出6時09分 日の入16時40分/月の出20時37分 月の入10時06分