やーっと秋めいてきたし、ここで「秋の七草」の続きをひとつ。
探しているのは「山上憶良バージョン」のそれ。
<秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花
萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花>
…というやつです。
で、まずは偶然ご近所で「萩の花」を見つけてひとつ目GET!
そして、いつも見るのが大変な「撫子の花」を東北の街で発見し、もう東京では難しいし2つ目に採用。
ついでに同じく、東北帰省中に「尾花」も「葛の花」も見つけたんですが、これはまあ、もしもの時のKEEPとしとこう。
で、まだ眺めてない&今年はどうしてか出逢わない秋の七草「朝顔」=「桔梗」をどうしようか、と思っていたら…。
向島百花園にて「桔梗」発見!
まあ、この暑さでだいぶ疲れてはいるんですが…。
っていうか、そもそも秋の七草「朝顔」こと「桔梗」は、例年6月ぐらいから咲き始める花。
以前はご近所か、皇居東御苑の二の丸庭園で観察可能だったんですが…今年は、近所では咲かないし、皇居の庭では早々に花は終了。
ああ、困った(-_-;)。
…ってことで、もうちゃんと咲いているってだけで奇跡かも?
秋の七草3つ目「朝顔」こと「桔梗」です。
ところで…。
同じく、向島百花園の秋の七草の表示。
山上憶良バージョンの「朝顔」に関して、興味深い事実を知った!
左端の註のとこ。
写真だと読みにくいので書き起こしますと、<朝顔の花については諸説があり、今日(こんにち)のききょう、むくげ、ひるがお、あさがお等があげられている>
…のだって。
ふーん、そーなんだぁ。
ってことで、ここにただいま向島百花園に展示中の「変化朝顔」も上げておきます。
この朝顔は、江戸人たちの品種改良によって登場した種。
なんかこう、花を裂いてみたり、くしゃっとしてみたり…が多くて興味深い。
涼しい日の午前中なら、もっといろいろなのが観察できるかも。
しかし、ってことなら、同じく6月ごろから咲く「撫子」も諸説がほしいとこだなぁ…と思いますね。
ないの?
◆今日は、2018年9月3日/旧暦7月24日/文月戊戌の日/月齢22.7日
◆日の出5時14分 日の入18時06分/月の出23時01分 月の入12時24分