染井吉野と同期の桜。探しに探しましたっ!「上野公園桜図鑑 Ⅱ-②」ですっ🌸/旧暦2/29・辛未

寒が戻って花の時期長し。「花冷え」に感謝感謝の日々です。

まあ、4月だってのに寒いのは嫌なんですが、桜観察するには最適な今年の気候。
染井吉野に限らず、早めに咲いて、長く咲く種が多いようです。

ってことで、いきますよっ!

「上野公園桜図鑑Ⅱ」のつづきです。

「上野公園桜マップ」(2015年現在ですがPDFあります。)によれば、染井吉野と同期の桜は16種

予習代わりにそのうち7種をご紹介いたしましたが、今日は、その日観察してきた残り9種を!
…と、意気込みましたが、4種ほどマップの指し示す位置には見当たらず。

今日は、残りの5種をここに。
ではでは一挙に公開しますよっ!

…とその前に、上野公園の我が勝手標本木から。

・染井吉野(ソメイヨシノ/桜マップ8番⇒PDF版)

東京国立博物館(トーハク)・黒門まえの染井吉野です。

染井吉野

完璧な満開。
ここは開花も早かったようで、すでに散り始めているようです。

さて、そのままトーハクの庭園に入って…。(←私はトーハク入り放題のパスポート保持者。こうゆう時便利です。)

・御帝吉野(ミカドヨシノ/同47番)

庭園入り口横に堂々と花咲いてます。
そもそもこの庭園の桜はいずれも大木、見上げて眺めるスタイルの花見がちょっと珍しい感じもしますね。

・八重紅彼岸(ヤエベニヒガン/同15番)

トーハク本館から池を見渡すロケーションの向かって右側に咲いていました。
ココから左側には、枝垂系の桜(マップ不掲載。名称不明、樹齢はありそう)が、手前に大島桜も咲いています。

マップに乗っていないと言えば…。
・江戸彼岸枝垂(エドヒガンシダレ/同記載なし。トーハク庭園の48番のあたり)

これがまた見上げて写真撮るには首がいたくなるぐらいの巨木でした。

そしてトーハクの入口、東洋館前にも。
・源平桃(ゲンペイモモ/同不掲載。正門入って向かって左手)

源平桃

トーハクを出て、今度は科学博物館方面へ。

・天城吉野(アマギヨシノ/同10番)

ちょうど、科博前の巨大なくじら像のしっぽ側に咲いています。

そのまま上野東照宮方面へ公園を抜け、不忍池へ。

・紅枝垂(ベニシダレ/同52番)

紅枝垂れ

上野東照宮のぼたん苑と梅川亭の間に一本あります。

・紅豊(ベニユタカ/同19番)

紅豊

不忍池畔、水上音楽堂のあたりに2本。

ってことで、染井吉野と同期の桜はたぶんこれで全部…かと。

見つからなかった、江戸彼岸(エドヒガン/同5番)薄毛大島(ウスゲオオシマ/同28番)伊豆吉野(イズヨシノ/同53番)はいったいあるのかないのか?
そして、F1(暫定名、ソメイヨシノが父親/同54番)はどれで、名前はちゃんと決まったのか?
…など、パーフェクトでない要素気になるなぁ…。

以前は桜祭りの頃に最新の「桜マップ」を配ってたんですが、今年はそれもないみたい。

うーん。
全網羅好きとしては、かなり気になるところです。

がっ!
そろそろ、染井吉野以後も咲き始めているようで、この先も粛々と観察してここにご紹介いたしたくっ。
カンバロー(*‘∀‘)

◆今日は、2019年4月4日/旧暦2月29日/如月辛未の日/月齢28.5日
◆日の出5時24分 日の入18時05分/月の出5時05分 月の入16時57分