小路幸也著『東京バンドワゴン』 (1) (集英社文庫)(シリーズ1のレビューはこちら)の続編は2008年5月現在で2冊あって、『シー・ラブズ・ユー東京バンドワゴン』、『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』と続く。
…続くはずだが、書店には3作目の『…スタンド・バイ・ミー』はあっても2作目がどうしても見当たらない。
結局、保険で予約した図書館の本の到着のほうが早かった。
まあ、見つけリゃ購入必至なんで、どっちでもいいもんね。
ただいまかっとび高速で読書中!
絶対谷中のあそこらへんが舞台になっている…という思い込みに加え、ミステリー仕立てで面白く、続きが気になるからなのだが、読了すればしたで、愛すべき登場人物とはしばしのお別れ、それも寂しい。
ともかく、古書店・東京バンドワゴンの大家族は、個性派ぞろい。
こんなお店があったら、私も絶対常連さんになりたいものだわ。
さて、「この小説の舞台は絶対谷中」という、私の思い込みにはわけがある。
何かイメージに似てませんか?
他にもある。
この東京バンドワゴンの登場人物のうち、古書店主勘一の孫たちの名前、上から、藍子、紺、青…ときた。
そしてこの古い家は藍染通りの角にある。
ねえねえ!どうどう!?
左側はかつて貸し本業を営み、張り紙に寄れば今は休業中、右のお店は私がここらに越してきたときからもう空き家…ではあるんですけどねぇ…。
ここが、そんなお店になったらなぁ…。
(が期待もむなしく、その後取り壊され、2011年ごろから、マンション&クリニックのビルになっております)
読みかけの本を手に、この空き家の前にたたずんで、しばし妄想に浸る私。
さて、続き続き…とっ。