あー暑いですね。
今年は梅雨が長く、7月下旬にもなって、いきなりやってきた酷暑!
で、暑いだるい、眠れない!
…と暑さにぶんぶん振り回されて過ごし、そのまま梅干しを干すのを忘れるところでしたっ!
梅干しといえば、夏の土用干し
っーことで、「梅子黄」の日々に漬けこんだ梅を、慌てて干してみた次第。
漬ける途中で、赤紫蘇も入れ、赤梅干しにしたつもりですが…。
うーん、あんまりきれいに色づかなかったみたい。
初体験ですしまあいいか。
ところで、梅干しは、「梅が黄色く熟すころに塩漬け」にして、「夏の土用に干す」というのが、段取りの目安。
ちなみに、以前このブログでもしつこく書かせていただいた(→おっと、今日は土用の丑の日ではないですかぁ~!/旧7/3・辛丑)ように、夏の土用は、暦の上での立秋の前の18日間。
この時期が、経験的に、雨が少なく、日差しがいちばん強い時期なんだそうです。
今年なら7月20日から8月6日まで(あと少しっ!いやぁ、危なかったあ!)
しかし、土用といっても、夕方ごろから夕立…っていうかスコール?みたいな雨だったり、
朝から曇っていまにも雨が降りそうな日とか。
晴れても、午後から夜にかけてお出かけなんて日も、不測の事態が怖くて土用干しには向きませんでしたしね…。
まあいいです。
梅を干すのは、晴天が3日間続く日を選んで
しかし、都合よく3日間も晴天が続くかどうかなんて、昔のヒトはどうやって知ったんでしょうね?
最近そうとうに当たる天気予報だって、これから3日間きっぱり晴れますっ!なんて保障はしてくれないです。
っーことで、気はココロ、先人にならって夏土用の間に干しちゃおう!
雨が降っらたらその時は、その時で…という予定でした。
とにかく間に合ってよかったです。
さて、梅とならべて、紫蘇も干し。
梅酢は、袋のくちをあけて殺菌のため干す。
いまや、梅シゴトに関するバイブルともいえる『少量でもおいしくできる はじめての梅しごと手帖』によれば、<赤紫蘇は1枚ずつ広げて干すと、2~3日でカラカラに、砕いてゆかりにします>とあったので、それもやってみました。
朝一番で干し始め、お昼ぐらいに梅の上下をひっくりかえす。
日暮れ後は、取り込んで。
明日も晴れることを祈って、眠りに付きます。
こうして、同じように3日続けて太陽の光に当てて干す…から梅干しなんですねぇ。
と今更ながら。
しかし、梅干しってのは、非常に簡単なようで、会社つとめなどで忙しかったあの日々には、絶対できなかったなぁ…と。
6年前まで会社に勤め、24時間働けますか的なシゴト振りだった日々。
だいたい、朝でかけて、深夜帰宅の日々に、どうやっておてんとうさま相手に梅を干すのか?
予測不能の雨が降ったらどうするのか?
…とか、もう最初からつまずきまくったに相違なく。
「お金」はガクンと無くなったけど、梅干しを漬ける「時間」はある。
そうゆう暮らしのほうが、ずっと自分らしくて好きと思います。
季節ごとの保存食をつくれるぐらいの時間は大した長さでも手間でもなくて、ひょっとして、私は、お金で時間を盗まれていたのかも
…と、梅干しから思考がやや大げさ方面に発展しながら眠りに付きます。
干した梅のことを頭に描けば、自然に、口中がすっぱくなって…。
ああ、ご飯を炊いて、梅おにぎりをつくる朝が、とにかく楽しみなのであります。
◆今日は、2014年8月3日/旧暦7月8日/文月丙午の日