七十二候は、「竹笋生(たけのこしょうず)に入っております。が、孟宗竹系筍は旬外し、暦の筍は、真竹の子だと推定!/5/17=旧3/29・癸巳

季節の暦・七十二候は、昨日から「竹笋生」に入っております(5月16~20日)。
読みは、竹笋=たけのこで、「たけのこしょうず」
筍が生えてくる季節ですよという意味です。

がっ!

もっともポピュラー筍=孟宗竹の筍の旬は、染井吉野が散ったあとぐらいのはず。
たしか、4月中旬からゴールデンウィーク直前までは、スーパーのいちばん目立つ棚に並んでいたんですが…。

だから、今となっては、えっ!いまごろ?
…って感じなのよねぇ。

竹林の筍だってこんな具合。

これもゴールデンウィーク直前の写真ですが、もう、どんどんぐんぐん成長を遂げている感じだった。

竹林の中央をよーく見て!
黒い皮をかぶった竹と筍の中間みたいなやつが、いるでしょう?

皇居の筍

ここは、皇居東御苑・二の丸庭園の一角ですが、ここって、筍も伸ばし放題で収穫しないんですねぇ。
(蕗の薹もしっかり花が綿毛状態になってたし、茶畑も茶摘みはしないみたい)

こんな、ちょい遅めに育って来た子もいましたが。

筍

まあ、これも今頃は、竹に向かって生育中なことでしょうね。
…なんかちょっともったいない。

実は、「竹笋」=真竹(まだけ)なら、ばっちり暦通り!

孟宗竹の筍は、「竹笋生」にかすりもしませんですが、我が東北の街では、いまごろ真竹の筍の季節のはず。
ゴールデンウィーク最終日には、こんな風に地面に顔出しするものありました。

たけのこ生える

ふふふっ、なーんか、鬼のつのみたいだなぁ。
ココには、筍じゃなくて、鬼が埋まってたり…しないよね?

真竹の旬は、まさに、5月~6月。

実は、孟宗竹って、17~18世紀に入ってきた外来種。

それ以前の日本の竹といえば真竹でしかなくて、となれば、つまり、「竹笋生」の筍は、真竹のコトなのだと思います。

というコトで、過去の写真を調べたら、物好きなことに、ゴールデンウィーク帰省もしたというのに、5月下旬に再度、筍とりに東北へ。

たんまり収穫して帰ってきた記念の筍がありましたっ!

たけのこ

まさに、「竹笋生」(5月16~20日)の後半ぎりぎりだったみたい。

ちなみに、真竹の筍は、孟宗竹よりずっと扱いやすく。
量もほどよく。
…って、こんだけあったので、その年の今ごろは、毎日筍ざんまいでしたけどねぇ(笑)。

ああ、今年も筍とりに帰ろうかなぁ。
福島は、除染も終わって、とりあえず、筍なんかは安全みたいです。

◆今日は、2015年5月17日/旧暦3月29日/弥生癸巳の日
◆日の出4時35分 日の入18時40分/月の出3時55分 月の入17時35分