七十二候は「水沢腹堅」に。今年は、日本列島津々浦々「沢も凍りそうな」寒い日々。そんな中、薄氷のような佇まいの「蝋梅」が咲いていました。/旧暦1/5・甲申

七十二候は「水沢腹堅(きわみずこおりつめる)」の時期です。(1月25日~29日)

「沢の水も堅く凍る頃」と暦。

今年は、東京地方でも、最低気温は氷点下を記録
とにかく、恐ろしく寒く、暦通りに沢の水も凍っているだろうなぁ…。

寒すぎて外出する気も起きませんが、ご近所の上野・不忍池は確実に凍ってるだろなぁ

不忍池凍る

(↑これは、数年前の今頃に撮った、凍った不忍池。おそらくここ数日は、こんな風になっているのは疑いない。)

薄氷のような花びらを震わせ、「蝋梅」咲くのを発見!

寒すぎて不忍池まで行く気にはなれませんが、ご近所へ買い出しに。
風が抜ける大通りより、路地裏のほうが寒さ凌げるかしら?と、狭い道をゆく…と。

おおっ!これも凍りみたいな佇まい。

蝋梅

蝋梅の花が咲いています。

蝋梅

薄く透明な花びらが、ちょっと薄氷みたいに見えますが、いかがでしょうか?
「蝋梅」は、「薄氷」ではなく「蝋細工」を思わせるからこの名なんですけどね。

蝋梅の花は、「雪中四花(せっちゅうしか)」とも言われ…

梅、椿、水仙とともに、冬に愛でる花の代表
いずれも、寒く雪降る中でもキリリと美しく咲く。

こんな繊細な姿して、実は丈夫な花なのかなぁ(*’▽’)。

近づけば、ほんのり甘い香りが漂ってきました。
ああ、これは冬というより春の香り。

この極寒の日々を耐えれば、明るく暖かい春がやって来ることを思い出させます。

寒の内に咲く花は、そんな希望も纏った花でもありますね。
七十二候「水沢腹堅」の日々は、寒さの底ではありますが、底を打てば、あとは暖かくなるのみです。

◆今日は、2023年1月26日/旧暦1月5日/睦月甲申の日/月齢4.3日
◆日の出6時46分 日の入17時02分/月の出9時44分 月の入22時06分