富士(富士塚)の開山式が、(雨ふりでやや残念だったけど)無事終わり。
数日あけて、今度は、朝顔市で朝から大賑わいのおそれ入谷の鬼子母神に顔をだし。
…たかと思えば、今日は浅草寺に、いそいそとお参りへ。
いゃあ、今年は雨ふりが続くけど、東京の下町は大忙し。
併せてヒト(←私とか)もせわしないったらありゃしない。
だけどね、今日・明日の浅草寺だけは、何がどうあっても外せないんですよねぇ。
だってね、7月9・10日は、「四万六千日」ですよ!
浅草寺の「四万六千日」は、その名の通り、この日お参りすれば、4万6千日お参りしたのと同じご利益がある。
…というもの。
通常、観音様のご縁日は18日。
だから、観音様をお祀りする浅草寺のご縁日は、毎月18日なんですが、加えて室町時代あたりから、月一回この日に参れば、特別にご利益が増すという「功徳日(くどくび)」というのが定められ、7月10日(ホントは明日)がまさにその一日。
他にも、元旦の100日とか。
とんで、12月19日の4600日まで。
毎月1日ずつもうけられる、仏教限定、月一回のご利益のバーゲンセールみたいなもの。
…いや平たく言い過ぎかしら?
うーん、ならば、より多くのご利益に近ずくまでの道筋をショートカット
…もっと失礼かしら?
でも、仏教には、一回回すとありがたい経典を読み通したことになるというマニ車というチベット仏教仏具があったり。
「南無阿弥陀仏」と唱えることで阿弥陀仏が救って下さるという浄土宗の教えがあったり。
こんな考え方ってけっこうあるみたいです。
なかでも、「四万六千日」は、ご利益ショートカットの最高値。
もちろんお参りに出かけない手はないでしょう?
功徳日=7月10日が、浅草寺では、7月9日・10日両日になったのは江戸時代
浅草寺のサイトによれば、理由はシンプル。
「この10日を待って一番乗りで参拝したいという民衆の思いから、前日の9日より人出があって」
つまり、9日から夜通し待っていたってことでしょうね。
いや凄い気合の入れ方ですが、冷静に考えると、今も昔も日本人って変わらないかも?(…たとえば、iphoneのニューバージョン発売日とか)
それで7月10日の功徳日に前日を組み入れて、現代のように両日が「四万六千日」の縁日とすることになったとか。
ほおずき市は、「四万六千日」の門前市
平成の世は、ニュースになるのは、「今日はほうずき市です」ってコトですが、メインはこっちじゃあないんですよね。
が、それをわきまえつつも、お参りのあとは、長々と楽しんでしまう…みどころ豊富な浅草寺のほおずき市です(笑)
ベーシックなほおずきの露店を流しつつ…。
注意深く観察すれば、青々ほうずきに白い花の鉢が目に涼しく。
そして、激しさを増す、客寄せの声を巧みに避けつつ、釣り偲のカワイイ意匠も観察しきり。
ああ、これも、ますます目に涼しいねぇ。
一陣の風が吹けば、チリチリとなる風鈴の音。
今年は、これをいただいていきますっ!
ここ10年ぐらい欠かさず足を運ぶ「四万六千日」(となれば46000日×10年=460000日÷365=ひぇ~1260年と99日←この計算毎年やってます・笑)と「ほおずき市」ですが、庭を持たない私は、おろす土地がないので鉢のほおずきは買いません。
代わりに、毎年、こっちはいただこうかなぁ…。
と思いつつ、迷っているうち仲見世も抜け、買えずじまい。
今年は、とにかく忘れないうち入手してやろうと思います。
こんな風に売られているのがどうも好み。
ここから4個入ぐらい入れてもらって500円だったかと。
今年はどうかな?
ほおずきの鉢は無理でも、実だけならば、飾って乾燥させて、ドライほおずきって手があるものね。
ってコトで、今日も朝から行ってきます。
◆今日は、2015年7月9日/旧暦5月24日/皐月丙戌の日/下弦の月
◆日の出4時32分 日の入19時00分/月の出23時53分 月の入12時08分