季節の暦・七十二候は、今日から「大雨時行」に入りました(8月2日~6日)。
「大雨」=「たいう」はそのまま音読み。
「時行」は、「ときどきおこなう」と読みますが、「ときどきにふる」とわかりやすく読む場合もあるみたい。
夏の日々に、時々降る大雨って…夕立のことですよね。
梅雨の日々が明ける時も、激しい雨が降り続くようになるけれど、それとはちょっと違うことを「時」=「ときどき」のコトバが語っています。
太陽の陽が燦々と降る暑い日に、あたりの水分が上昇し積乱雲発生。
一転にわかに掻き曇り、そして豪雨。
といっても、近頃のゲリラ豪雨と違って、涼を運んでくる風情のある雨ですね。
「大雨時行」の時期は、雲のカタチが多彩です。
「大雨」とか言ってはいるけど、それを呼ぶのは過激に強くなる日差し。
もう、近頃は、そうして暑さが街に籠ってしまうもんだから、雨が降っても暑いです。
けれど、空の上には、楽しみが待っている。
面白い雲のカタチ。
積乱雲は東京の空にも平等に登場!
…のはずなんですが、実は、今年は梅雨が長く、明けたあとに晴天の日が続く「梅雨明け十日」もなかったみたい。
なので、東京の空で夏の雲を見たのはほんの一瞬。
このあと、すぐに黒雲が押し寄せて、雨に見舞われちゃいました。
それでも、ふわふわのメレンゲみたいな雲を発見!
そうそう、この空の色と雲のコントラストがまた楽しいんですよね。暑いのは嫌だけど(笑)。
夏でも、こんな鱗雲も登場!
といっても、もう少し。
立秋を過ぎたあたりからだけどね。
夕立のいった後の空も気を付けて観察しときたい。
これは、雨雲が西から急な雨を呼び、東の空へ去ったあと。
西の空は、夕焼けでオレンジに染まっておりましたが、そのヒカリを受けた東の空が美しかった。
ということで、暦が「大雨時行」と宣言したら、注意すべきは、空の様子なんですねぇ。
これから、立秋を過ぎ、台風が多いとされる二百十日の9月すぎぐらいまで、空は多彩な表情を見せます。
◆今日は、2016年8月2日/旧暦6月30日/水無月丙辰の日/月齢28.7日
◆日の出4時50分 日の入18時44分/月の出4時00分 月の入18時05分