「中秋の名月」と、きたる「十三夜の月」両方を観月しないと不吉…?ってコトで忘れないよう、その日まで「月待ち」決行!ちなみに今日は「寝待月」/10/2=旧8/20・辛亥

十五夜は「芋名月」。
十三夜は「栗名月」とか「豆名月」。

という風に分けて、秋の深まりに併せ、日本人は、わざわざ2回もお月見をする。

しかも、十五夜の月見だけでは「片見月」になるから不吉とか。

かつては、十五夜に月見をしたら必ず十三夜にも月見をするものだといわれたらしい。
ふーむ。

しかし、平成の世は、中秋の名月が終われば月見は終了。
…とばかりに、和菓子屋の店頭からは、月見団子も月見用の上用万頭もすっかり消えてしまうし、十三夜のために花屋で芒が売られるのはかなり稀。
⇒つまり、すっかり忘れてしまうんだなぁ…。

…ってコトで。

十三夜の月まで、「月待ち」の日々としましょうか。

月は、毎月膨らんでは欠けてを繰り返して約一ヶ月。

つまり、春夏秋冬、晴れた空を見上げればそこにいるもんだけど、月待ち、月見を楽しむならやっぱり秋がいいかもしれない。

日暮れが早く夜が長い。
暑くもなく寒くもないので、屋外で空を見上げてぼんやり月の出を待つにもいい塩梅の気候である。

…というあたりがその理由。

それでは、月に付けられた名前をひとつひとつ覚えつつ。
晴れた日には、一日一回空を見上げて、月観察。

そうすりゃ、きたる十三夜もわすれないことでしょう!

まずは、過ぎし日の月たちの名前など。

というコトで、月見の主人公からまいりましょうか。

◆15日目の「満月」

2015年は、9月28日が、直近の満月でした。

満月

月の出は17時40分、月の入は5時16分。

満月は、日没前後(この日の日の入は17時30分)に顔を出し、夕刻から深夜に向かって東から南へ。
カタチも空の滞在時間的にも、晴れていれば、必ず視界に入る月です。

そして、今年は曇りとか雨とか言われた予報が、直前で代わり、中秋の名月(9月27日)も満月も、ばっちり観察いたしました。

◆16日目は、「十六夜(いざよい)」

9月29日、月の出は18時23分、月の入は、6時27分。

まあ、地上から見上げてみるには、満月とそう変化はありません。

ちなみに…。
・すでに望月はずぎた⇒「既望(きぼう)」。
・十六夜も、日没ともに月が出て、翌朝の日の出まで、一晩中夜を明るく照らす
⇒「夜を知らず」
⇒「不知夜月(いざよいづき)」という名ももっています。

◆17日目は、「立待月(たちまちづき)」

9月30日、月の出は19時07分、月の入は7時38分。

この日あたりから、「月待ち」って感じになってきました。
日没が17時28分なので、暗くなってから、月が出る時刻(19時07分)までちょっとあります。
月が出ても、樹木や山や、都会のビルやらの障害物の上にでるまで、さらに待ち時間は長くなる

「いまかいまかと、立って待つ」ぐらいの時間でぽっかり顔を出すからこんな名前。

◆18日目は、「居待月(いまちづき)」

10月1日、月の出は19時53分、月の入は8時47分。

昨日よりも、月の出は一時間弱ほど遅くなる。

障害物のことを考えるとさらに月に会えるのは遅い時間になります。
もう、立って待つと疲れるので、「居」=「座る」、「座って月の出を待つ月」ってコト。

今日の月が出るのはもーっと遅く、寝て待つから「寝待月」

さあて、やっと追いつきました。
今まで、月を見上げてなかった方も、今日の月からどうぞご覧ください。(晴れたらね)

◆19日目は、「寝待月(ねまちづき」とか「臥待月(ふしまちづき)」

10月2日、 月の出は20時42分、月の入は9時52分。

今日の日没は、17時25分。
対して、月は20時42分まで出てこない。

なんか、待つのに飽きそうだわぁ。
だから、横になって待つというのもわかるけど、そんなことしたら、うたたねをして、絶対月を見逃す気満々です。

というコトで、昨年撮った「寝待月(ねまちづき)」を年のためここに貼っておきますね。

更待ち月

◆20・21日目頃は 「更待月(ふけまちづき)」

10月3日 月の出は21時34分、月の入は10時53分。
10月4日 月の出は22時27分、月の入は11時49分。

ああ、遅い、遅すぎる。
もう、10月3日は、なんとかなるとしても、10月4日の月は、私の就寝時間ぎりぎりです。

◆22日目の半月が「下弦の月」

10月5日、 月の出は23時22分、月の入は12時39分。

月でカウントする日々は、ここでひと月の半分です。

あとは、月はどんどん細くなり、月の出も遅くなる。
このあたりから、新月まで月の呼び名が、極端に少なくなります。

◆例外⇒26日目頃 「二十六夜 (にじゅうろくや)の月」

10月10日、月の出は3時01分、月の入は15時47分。

三日月を反転させたカタチの月が午前3時頃昇り、この月は、江戸時代の「月待ち信仰」で重視された月。
特に陰暦の正月&7月26日の月の光の中には、弥陀・観音・勢至の三尊が現れると言い伝えられていた。

なので、「二十六夜待ち」と称して、江戸人たちは、飲み食いしつつ眠らず朝まで月を待った。

いやぁ、ホントにそんな方々にお会いできるなら、私だって、その月、待ちたいです。

◆28日目以降 「晦日の月(みそかのつき)」

10月12日、月の出は4時48分、月の入は16時50分。

晦日=28、29、30日あたりが、その月の最後の日になるのでこう呼んだ。
新月が近くなり、肉眼では見えない=出てこない月のこと。
だから、「晦日の月」=「あり得ないこと」の意味にもなったそうですよ。

落語とかで聞いたことありません?

いよいよ、十三夜までのカウントダウンですっ!

なんか、ここまでだらだら長くなったので、サクッといきます。

◆1日目 「新月(しんげつ)」

10月13日 月の出は 5時42分、月の入は17時22分。

とはいえ、月が太陽と同じ方角になって、月は全く見えません。

◆2日目「繊月(せんげつ)」

10月14日 月の出は6時36分、月の入は17時56分。

二日月(ふつかづき)とも言う。
日没後1時間前後のまだ明るい空に、繊維の様に細い月が見えることがある。

◆3日目「三日月(みかづき)」

10月15日 月の出は7時30分、月の入は、18時32分。

昼間の空を東から西へと移動していますが、やはり細ずぎてたいがい気づかず。

日没後の西の空に、あれれ?

三日月

ちょうど沈みゆく寸前にお月様との再会です。

他にも、「若月(わかづき)」とか「眉月(まゆづき)」とも言います。

◆7日目頃、「上弦の月」「七日月(なのかづき)」「弦月(ゆみはり)」

10月21日、月の出は12時41分、月の入は23時32分。

こちらも、昼間から登場し、真夜中近くに沈んでゆく月。

◆10日目頃 「十日夜の月(とおかんやのつき)」

10月23日、月の出は14時08分、月の入は0時36分。

上弦の月より、少しふくらんだ月。
旧暦10月10日は、「十日夜」と呼んで、古人は、やはり月見をしていたみたいです。
とにかく、理由をつけては、月を眺めてたんですね。

◆12~13日目 「十三夜月(じゅうさんやづき)」

10月25日、月の出は15時30分、月の入は2時51分。

ああ、やっとこの日です!
「後の月 (のちのつき)」「栗名月(くりめいげつ)」「豆名月(まめめいげつ)」なんて呼び名も。
お供えの栗とか豆とか用意しなくちゃっ!

◆14日目 「小望月(こもちづき)」

10月26日、月の出は16時11分、月の入は4時01分。

満月の前夜の月です。

実は、個人的には、「十三夜月」や「小望月」のほうが、夕暮れ時の情景(西の空の夕焼けの反射とか)に月が浮かんでたりしてニュアンスがあって好き、

ってコトで…。

この満月寸前の月見の話は、また「十三夜」当日のブログにて!

◆今日は、2015年10月2日/旧暦8月20日/葉月辛亥の日
◆日の出5時36分 日の入17時25分/月の出20時42分 月の入9時52分