今日は、二十四節気の「小暑」です。
って、もはや小さくはない「暑さ」が、今年も日本列島を襲ってます。
が、とりあえず古い暦は「小暑(しょうしょ)」と言う。
そう強調されると、「そうか、まだたいしたことないのかな?」
とか気分だけでも少し楽になったり…しないよなぁ。
あと15日たったら「大暑」だもん。
さて、江戸の暦の参考書『暦便覧』はどう解説してるかな?
「大暑来れる前なればなり」
…って、あたりまえやないかっ!(←なぜ、関西弁風?)
重要なのは来るべき「大暑」で、小さいうちに対策しておけ!覚悟を決めろっ!
…ということでしょうか?
そうだろな。
「小暑」の今日は「七夕(しちせき)の節句」でもあります。
そうそう、今日は、五節句の四番目「七夕」でもありますね。
…と思ったら、少し「涼」感じる不思議。
それって、七夕飾りが風を呼ぶしつらえになっている気がするからなのか?
笹の葉さらさらっていうでしょ。
それって、風が通り抜けてゆく音でしょうし。
七夕飾りの吹き流しも、風がなければ美しくない。
ふーむ。
と思い込めば…。
街を抜ける風も感じる…か?
(いちばん上の飾りは、巣鴨駅前商店街の七夕飾り、笹飾りは豊島区の小学生の手によるもので、7月15日まで飾られてるとか。
下二つは、浅草かっぱ橋本通りの下町七夕まつりの飾りつけ。7月10日までいろいろ催しがあるみたいです)
我が家の室礼もどきも七夕仕様に。
ってことで、我が家も七夕気分の飾りつけを!
メインは、根津神社の月次花御札7月バージョン「梶の葉」に…。
歌川広重の『市中繁栄七夕祭』…のポストカード。
「梶の葉」は、笹に並んで、七夕の重要アイテム。
かつて、紙が貴重品だった時代は、この「梶の葉」に願いを書いて短冊代わりにしたんだとか。
風情あるねぇ~!
私もホンモノの梶の葉でやってみたいっ!梶の木はないか?
…と探せども、葉っぱをいただけそうなそれには遭遇なし。
どっかで、葉っぱだけ売ってくれないかなぁ…。
ってことで、あとは、今夜が晴れるのを祈るのみ。
織姫と彦星の、年に一度の逢瀬の日でもありますものね。(←ホントは、旧暦が正しく今年は8月28日。)
◆今日は、2017年7月7日/旧暦・閏5月14日/皐月乙未の日/月齢13.0日
◆日の出4時32分 日の入19時00分/月の出17時18分 月の入2時56分