七十二候は「腐草為螢」に。暦がそう言ったら夏保存食の第2弾。今度は山椒の実です。/旧暦4/30・丙子

七十二候は「腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)」の時期です(6月11日~15日)。

「腐草」=腐った草が、
「為螢」=蛍になる。
…えーっと、なんの勢いなのか、暦はこの時期だけ、ファンタジーワールドへ。
いやぁ、ホントにそうだったらなんと素敵なことですが😊。

蛍は蛹のころまで土の中
⇒出てきて羽化
…という生態だそうで、昔の人は、いきなり登場した蛍を見て、腐った草が蛍に変身?
と思ったみたい。

実は、「朽草」という蛍の別名まであります。

つまり、入梅すぎた今頃が、蛍の季節なんですねぇ。

蛍見物もありだが、私は夏用保存食第2弾を。

虎視眈々と探して、やっと発見した「山椒の実」

山椒の実を買う

なんだか近頃こうゆうものが店頭に並ばなくなった気がするんですが、山椒って下ごしらえは簡単だし、使える食材だと思うんですがなんで?

とか思いつつ、下ごしらえで「茎をとる」。

山椒の茎をとる

これだけは買って来るやいなやぐらいのスピード感で。
そうじゃないとあっという間に、灰汁で色が黒ぽくなってしまいます。

…ああ、そのあしの速さが扱いが少ない理由かしら?

茹でて、さらして、あれやこれやと…。

茎をとったら以下の行程。

1.沸騰したお湯+塩ひとつまみで、弱火茹でる(4~5分ぐらい)。
2.水にさらす。

山椒の実をさらす

今年は、さらし方は短め(10~30分たったら、少し取り出す)と長め(4~5時間)の2種類作るつもり。

・さらす時間が長いと辛みが少ない。
・さらす短いと辛みが残る。

…ということなんですが、短め=辛いのは、漬物床に入れようかな…と。
漬物床はただいま麹床(福島が誇る「三五八」です)を使用中なんで、そこへ。

残りは、いったん保存袋へ格納し冷凍。
これからゆっくり検索して、いろんな用途に使いまくってみようかと思います。

◆今日は、2018年6月13日/旧暦4月30日/卯月丙子の日/月齢28.6日
◆日の出4時25分 日の入18時58分/月の出3時53分 月の入18時10分