今日は、二十四節気の「立冬」です。
暦はもう「冬」といいはじめましたかぁ。
個人的にはまだまだ秋気分を楽しみ尽くした感じがしないんですが…。
しかし「立」の字は、次の季節の気配を告げるコトバでしかなくて、秋を楽しみつつ、その中に冬のしるしを見つける日々到来。
…と思うことにします。
ちなみに、江戸の暦解説書『暦便覧』は、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」なので「立冬」だと。
冬はまだ気配だけだけれど、いよいよ空気は冷えてくる…ってことか?
ならば、風邪をひかないようにうまく季節の境を乗り切るというのも重要。
秋めいた中の冬の気配と言えば…。
我がご近所では、やはり立ち枯れつつある蓮の光景なんかそんな感じでしょうか?
不忍池の蓮。
そしてその周囲には、桜の樹が配されて、そのコンビネーションがなかなかに素敵なんです。
蓮の背景には、桜の樹の紅葉。
ついこないだまで瑞々しく堂々と池を覆っていた蓮は、すっかり黄色く枯れつつあります。
一方、桜の紅葉のほうは、近寄れば、色づき具合はまだ五分程度って感じ。
それでもあと一週間ぐらいで、色づきはどんどん進み、蓮の枯れ具合ももっと堂に入っていくはずです。
初夏からずーっと、青々と池を覆い、日差しを遮っていた植物たちが、冬に向かって様子を替えてゆく姿も風情あり。
…そんな風に思う、秋から冬へ向かう日々です。
◆今日は、2018年11月7日/旧暦9月30日/長月癸卯の日/月齢29.0日
◆日の出6時08分 日の入16時41分/月の出5時17分 月の入16時42分