今日は永井荷風の誕生日。いつものように一冊もって、ゆかりの場所にでもいこうかしら…と向島方面へ。/旧暦11/7・甲戌

初めて読んだ永井作品は『墨東綺譚』。

しかも、高校の図書館で借りて読んだ記憶。
ひゃあ早熟っ💦。
と思ってもみたいが、惹かれたのは本筋とは違う、そこに描かれた東京の街の様子。

大人になってのちその界隈を回わり、素敵すぎる庭園発見のきっかけにもなった。

向島百花園の入り口

その庭園こそが、いまだ足蹴く通う向島百花園です。

だから、私の中では、永井荷風⇒墨東綺譚⇒向島界隈⇒向島百花園…と思わず連想ゲームが進む。
ちなみに、向島百花園が永井作品に登場するのは日和下駄のほうなんですけどね。(⇒青空文庫もあります。)

好きな作家の誕生日には著作を一冊。

読んで、ささやなな誕生祝。
…は、今年もいろいろ迷って墨東綺譚

墨東奇譚

もうボロボロの岩波文庫バージョンです。
実は、3年前に新潮文庫バージョンを新調したんですが、見当たらないので、今日もこのボロバージョンもって向島百花園へと出向く予定。

ホントは、ほかの作品や関連作品多数だから、食指を伸ばせよ私。
と思うのだけど、どうしても、初心に戻ってしまう。

なんでだろなぁ…。

今年は、こんな展示もあるので….。

千駄木駅から団子坂を上り切った場所に立つ「森鴎外記念館」

ただいま、特別展「荷風生誕140年・没後60年記念 永井荷風と鴎外」を開催中。(~2020年1月3日)

せっかくなので、出かけて永井荷風の違う顔を知っておこうかなと思います。

永井荷風さま。お誕生日おめでとうございます。

なんと生誕140年!
寺田寅彦センセイと1歳違いなんですね。

かの日は交流もあったのかしら?
としたら、どんな話をしたんだろう?

文豪たちのたわいない話とか、勝手に妄想が膨らみます。

◆今日は、2019年12月3日/旧暦11月7日/霜月甲戌の日/月齢6.5日
◆日の出6時33分 日の入16時28分/月の出11時49分 月の入22時36分