待ってたよ!服部みれいさんNEW日記

前作「あたらしい東京日記」では、ただの他人の日記のはずが、その頃の日々の私の疑問や不安解消へのヒント満載。
ええっ!
今日日の人々の思いって、共通項満載なのか?

それとも、この私とこの本、それと本を読むべき時期がリンクしているってことですか?…とややスピリチャル的な気分にまでなった。
つまり、びっくり!..と驚きつつも、嵌りまくり、人知れず救われた気さえしたものでした。

次作を待ち望むこと1年半ちょっと。
個人的には次の不安が首をもたげました頃、シリーズ2作目が登場いたしました。

なになに?
「あたらしい結婚日記」とな。
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あらら?みれいさんご結婚したんですね。
おめでとうございます。

と、それなら前作とはちょっとテイスト違うかしら?
と思ってとりあえず数ページ。
違うどころか、なんかやっぱり不思議と、読書前にもたげていた私の不安。
それを解消するヒントみたいなものがちりばめられている本。

やっぱり、私の今とリンクしている!?などと性懲りもせずスピリチャル方面の感想を抱いてしまうわたくしですが、ちょっと待て。
もちろん、そうゆう不思議なコトも全然否定する気はありませんが、「日記」というモノの価値ってこうゆうことなんだよなとも思う。

つまり、誰かが悩み、苦しみ、やがて、そこにどう向き合って、どう解消し、人生の階段を少し上ったのかしら?という過程が、それぞれオンタイムで描かれているのが日記。
何の整理も加工もされていない誰かのナマの過去そのもの。

それが、他の誰かの生き方の参考になることがあるってことです。

ああ、そうか。

同世代とか、状況が似てるとか、同じようなシゴトをしてる…etc。
なんていう、読者と作家のマッチング次第で、日記って面白いだけでなく、よりよくヒトの役にたつ文学になるのかもしれませんね。
なんて、ああ、今度はいろんな方々の日記を紐解いてみたくなりましたよ。

この本、前作に続いて、目次だけ見ていても楽しいので、ココに書き写してみました。
間にさしはさまれているエッセイもいいよ。

◆目次
はじめに 日記中毒患者のおしゃべりな独白
2012年春 問題は好機そのものなのである日記
・春の日記についての雑感
2012年初夏 100%自分の責任なのである日記
・歴史に残る毒だし月
・完全な時間<エッセイ>
2012年夏 おかげさまで復帰してきました日記
・魔女っ娘見習いの世界<エッセイ>
2012年初秋 夫がもうすぐあらわれるよ日記
・予兆はあったのか
・たばこの煙は苦手だけれど、喫茶店ではたばこぐらいすえたほうがいいのではないかということにまつわる一考察<エッセイ>
2012年秋 いやらしい東京日記
・秋の日記雑感
・晩秋の日記雑感
・あたらしいメンズの話<エッセイ>
・年末の日記の雑感
2013年新年 婚約期間というのもオツなものですね日記
・あたらしい結婚のこと<エッセイ>
2013年春 本当に、わたしたち、結婚しました日記
・はははの話<エッセイ>
あとがき