8月27日は、寅さんの日です!
寅さんがスクリーンに登場したのは、1969年(昭和44年)の8月27日。
「男はつらいよ」の映画シリーズ第一作の公開日が、46年前の今日だったってコトを由来にした記念日です。
なぁんか、暑いの怠いの、夏バテだの言ってるうちにまたこの日が回ってきたみたい。
早いなぁ…。
なんて、ぶつくさ言いつつ、時間つぶしで入った古書店の100円コーナーで、お宝発見!
おしゃれな女性誌Domani(ドマーニ)が、2011年9月号で寅さんの特集を組んでいた?
と、手に取り、ページをめくってみれば…。
おおっ!
特集扉がかっこいいぜっ!
ブランドものにもコスメも雑誌を見て研究するほど興味がないので、この種の女性誌って買ったことなし。
でも、こんな特集を組んでたなら、ぜったい買ったと思うんだけどなぁ。
表紙にだって、
<いつも心に『寅さん』を!>ってデカデカとあったのに!
なんだって気が付かなかったのか!
しかし、それを、4年もたったとはいえ、寅さんの日近辺で見つけちゃうなんて、なんかすごい縁を感じてしまうじゃあありませんかっ!
寅さんシリーズの再々々…視聴を今年もトライしてみるか。
ってコトで、さっそく借りてきました。
フーテンの寅さんDVD。
もうこれが、何廻り目か覚えてないけど、寅さんの日とか思うと、不思議にもういっかい全48作を順に見直してみるか…と、思ってしまう(笑)。
で、レンタルショップに出向くと、最初の10作ぐらいが、ぜんぶレンタル中で、びっくりっ!
ちかごろは、同じことを考えてるヒト多数なのか?
仕方ないので、今年は後ろから全部見倒してやろうと…うっ、48作もないッ!
ってコトで、47作「拝啓車寅次郎様」で妥協いたした次第。
どうも、2011年の東日本大震災のころからじわじわ、寅さん人気が再燃してきたみたいなんですよねぇ…。
阪神淡路大震災の被災地に赴いた寅さんが、その後は東日本のヒトのココロをいやしたのかなぁ…
シリーズ最終作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』は、舞台が、岡山、鹿児島。
ところが、そこに阪神大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区の菅原市場のあたりが登場、そこで寅さんがボランティアとして活躍していたという短いシーンがあるのをご存知?
このシーンは、被災地からの強い要請を受けて、仕上がっていたシナリオに山田洋二監督があえて書き加えたエピソード。
そして、この作品のエンディングは、1年後の正月に復興をめざす菅原市場に、寅さんがやってきて人びとと再会を喜ぶ場面だった。
当時、重い病気に侵された渥美清さん演じる寅さんは、いつも通りにスクリーンの中にいて、いるだけで押し付けがましくない励ましがあった。
といっても、そう感じたのは、自分自身の実家が、東日本大震災に被害にあったのちのコト。
同じように、そのシーンは、神戸にも東北にも、勇気みたいなものを与えたんじゃあないかなぁ。
それは、2011年の春以降、東京のレンタルショップでも寅さんシリーズのDVDが、いつも貸し出し中で、震災後に福島に帰って覗いたレンタルショップも同様だったコトからの推測。
その後も、寅さんシリーズは静かな人気が継続。
案外、1作目から順に借りだすのが難しい、DVDだったりするんです。
それが、まだまだ続いているんですねぇ。
ってコトで、これから、寅さんワールドへ。
今日はこの辺で失礼します。
◆今日は、2015年8月27日/旧暦7月14日/文月乙亥の日
◆日の出5時09分 日の入18時16分/月の出16時12分 月の入1時58分