柿、栗、南瓜…秋の和菓子を食べ忘れるところでした。/10/31=旧 閏9/8・乙亥

そういえば、お彼岸のお萩をいただいていらい、しっとり甘い和菓子をいただいてないかも?
と唐突に思いつき、さっそく、ご近所の老舗和菓子舗「つる瀬」にいってみました。
かなり久しぶり。

朝晩がひっそり寒くなったから、暖かいお茶と和菓子が恋しく感じるんでしょうね。

和菓子やさんのショウケースは、晩秋から冬の装い

ふふふ、ありますあります、秋のお菓子。
和菓子もしっかり秋の味覚を意識して、ウインドウの中には「南瓜」「柿」「栗」が並んでおります。

秋の和菓子

左から「柿の実」「小さい秋みつけた」という名前、そして、「冬至のかぼちゃ」。
あららっ、もう冬至かぁ。
ぼやぼやしてたら、もうお菓子の世界は、冬…なんですねぇ。

さあて、どれを買おうか。
と一応迷ったモノのこの組み合わせは分ちがたく、3つともいただいてきました。
うーん、食べるのは私だけなんですが、多過ぎかしら?
まあ、いいか。

お茶を淹れていただきますと…。

これらのお菓子。
いづれもカタチがそうであるだけでなく、中身もそれぞれ、かぼちゃ餡、柿餡、そして栗の粒が入っております!
凝ってますねぇ。

特に「冬至のかぼちゃ」

蔕の部分は、なんとかぼちゃの種だし!

冬至のかぼちゃ拡大

2つに割った中身は南瓜を使ったオレンジの餡で皮の緑とのコントラストが美しい。

冬至のかぼちゃ

「柿の実」は、大切に時間をかけて作られた干し柿にも似ていますね。
食べたら、中味も柿で作った餡みたいです。

柿は正真正銘の日本原産の果物で、砂糖がなかった時代は、甘味そのものとして扱われたものでもあります。
そんなことを思う一品。

そして、「ちいさい秋みつけた」の「栗」

袴の部分がゴマなのもうれしくて…。

栗

中にはも栗の粒が入ってて、とにかく食感が良い。

いづれも、和菓子としては、ややこっくり存在感ある味。
夏の陽射しを栄養にしてすくすく育った秋の味覚を使っているんですから当然ですかね。

ということで、お茶もそれに併せて淹れました。

ほうじ茶ミルク

暑気を祓うように飲んでいたほうじ茶の残りを熱々に入れて、そこに豆乳を混ぜてミルクティ風。

香ばしさとまろやかさが、いいバランスの秋のおやつの時間です

ああ、もう、こうゆう優しくて暖かくてが懐かしい、そんな季節なんですね…。

◆今日は、2014年10月31日/旧暦 閏9月8日/長月乙亥の日/上弦の月
◆日の出 6時01分 日の入16時47分/月の出12時21分 月の入23時27分