またも、巡ってまいりました、夏と秋のはざまの実り観察。植物を意識した暮らしは、マジ飽きない日々です。/旧暦8/15・丙午

咲いた花は、その後の実りが面白い。その逆もそうっ!

と気づいたのは、実は、このブログを始めてからです。

たとえば…。

◆好きな果実の青い実の時期に、見つけた柿の花とか。
「小満」の頃の梅の実、枇杷の実と柿の花

◎枇杷なんて、花も青実も実も、枝についてる姿がいちばん美しいなぁとか
枇杷の実を食べながら思い出した花と青い実

★たとえば、団栗の実は知ってるけど、花って観察しそびれてる
七十二候「鶺鴒鳴」の頃の勝手七十二候「団栗実」の頃

旧暦に沿って季節を追う生活をすると、いちばん楽しみになってくるのは「植物の営み観察」(次点は、旬の食べ物)。
(って言っても、新暦でだって、それはできる。旧暦をワザワザ意識する=もうひたすらに気分切り替えの問題なのです。)

街中に住んでいても、その変化はひっそり、ちゃあんとあるんですよねぇ。

…ってコトで。

夏と秋のはざまの実り観察
…をまたもやってみようかなと思いますっ!

正月の3樹木、南天、万両、千両のいまごろは?

・南天は実をつけはじめ…。

南天の実

場所によっては、赤くなったの発見!

南天赤

はやっ!早すぎだよと焦る。

・万両の実りは、まだ青々しているのにやや安心したり(笑)

万両の実

・千両の花も実るね

南天の実

ちなみに、南天・万両・千両の花はどんなかというと…。

・南天⇒6月の梅雨空に向かって雑穀が咲くって感じだった。

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・万両⇒7月下旬にけっこう見つけた。花の時期のほうが個人的には好みかも。

万両の花

・千両⇒ぽっちり可愛いんだよな。この花も7月下旬ごろ。

千両の花220150618

って感じ。

このブログを始める前は、この三種は、お正月近辺で、実がなったのを見てただけだったみたい。
どんだけ我が目が節穴だったか…と思う造形の面白さだよねぇ。

紫のあの木たちは? 紫式部と小紫の近況

・小紫は、実が紫がかってきたみたい。

小紫

・こちらは、まだ青い紫式部。

紫式部皇居20150903

小紫は、もうあちこちで頻繁に見るけど、紫式部の観察スポットは、皇居東御苑のみ。
そこのは、まだ熟さないけど、ほかにどこかで実って紫になってる紫式部はあるかもしれない。

…もっと、紫式部の観察スポットが欲しいものです(笑)。

ちなみに小紫の花はこんな風。

花が咲くのは、千両、万両と同じ7月中旬頃です。

小紫の花

そして、紫式部の花も似た感じで、やはり7月~8月に花咲くはずなんですが、暑すぎて観察時期を逃しました。
なにせ観察ポイントは皇居東御苑のみなんで…。

今年の、個人的真打は山法師のコレっ!

花は、時々、ハナミズキと間違っちゃうから、観察スポットは、名札のついてる場所に限る。
ってコトで、上野公園に植栽されているのと、皇居東御苑の二の丸庭園の巨木が観察ポイント。

…だったんですが、実りは、別の場所で偶然発見っ!

山法師のみ

赤い火星が大量になっておりましたのは、小石川後楽園。

ヒトが入っちゃいけないエリアにあるので、デジカメの望遠機能を目いっぱい使って(あとで写真で)眺めました。

なので、これが熟して地面に落ちたのを拾う…という体験はいまだならず。

ちなみに、上野も皇居東御苑も、暑さで観察をさぼっているうち、熟して落ちて、消えてしまったみたいです…。

最後に、山法師の花はこんな風ですね。

5月中旬に咲いていました。

山法師

で、火星のような実がなり始めたのが、7月中旬。

山法師の実

こちらは、皇居東御苑の山法師。
この時期、上野公園の山法師の実は、まだまだ青く。

しかし、熟した実を見つけられずに秋になり、9月に入って、小石川後楽園のみ実がなっていた(9月中旬ごろ)とすれば、植えられた場所によってかなりな差がありそうです。

ってコトで、これからも、こんな植物の変遷バージョン、積極的に観察してゆく所存。

できれば、部屋にも飾ってみたいんですが、まさか山法師の実とか、小紫の花、南天の花なんてのは、切り花で売られたりしないよなぁ…。

どこからか採ってきたいっ!(←一応言ってみます。ひょっとして、誰かくださるかもしれないし)

◆今日は、2015年9月27日/旧暦8月15日/葉月丙午の日
◆日の出5時32分 日の入17時32分/月の出16時58分 月の入4時05分