七十二候は「牡丹華(ぼたんはなさく)」に。花の頃の短い牡丹は、ホントに今を逃せない見ごろ。/4/30=旧4/5・丁亥

七十二候は、今日から「牡丹華」に入りました(4月30日~5月4日)。

同じ花の開花でも「櫻始開(さくらはじめてひらく)」の「開」ではなく、「華」という文字を当てたのがこの暦コトバのポイント。

読みは、「華」=「はなさく」ですが、確かにっ!

牡丹のさきっぷりはそんな華やかなイメージです。

牡丹

ぼってり、艶っぽくもあるし。

それでは、牡丹の花を愛でに行こうかっ。
どこに?

時間があれば、上野の東照宮さんのぼたん苑が何といってもおススメです。

上野東照宮の牡丹

蛇の目傘を指して、すまし顔して咲く姿が、江戸時代の豪商のひとり娘…みたいな。
ついでに、「石楠花(しゃくなげ)」「芍薬(しゃくやく)」も咲いてて、風情満載。

が、ゴールデンウィーク前はもう無理だなぁ…。
こちらは、5月10日まで開苑とあるので、休み明けに望みをつなごうっ!

「牡丹華」の時期は、皇居東御苑の躑躅と牡丹
…と洒落る。

皇居の庭の牡丹は、「昭和の日」に訪ねた二の丸庭園に。

皇居の牡丹

近くには、アートなつつじの植栽があり。

皇居のつつじ

初夏の入口を華やかさで飾りまくっております。
洒落る…っていうか、ついでに見てきただけだろが?

ついでといえば…。
小石川後楽園のたんぼの様子を見たついでに牡丹。

小石川の牡丹

こちらは早々と4月半ばに咲きだしてましたっけ。

年が明け、花は、水仙、梅、桜…と

それぞれに華やかさを私たちの暮らしにもたらしてくれるけど、「牡丹」「躑躅(つつじ)」のそれはちょっと桁違いな気が…。

色の種類と言い、咲き誇った時のボリューム感といい。
ヒトは、その豪華絢爛な美しさに、ただひたすら圧倒されまくるしかありません。

自然のカミサマは、この時期になぜこんな豪奢な光景を用意したんでしょうね。

さてさて、牡丹の季節が過ぎれば、とうとう(←すみません、夏が嫌い)夏です。
ああ、この美しさって、苦しい夏への最後のはなむけだったりする?

◆今日は、2017年4月30日/旧暦4月5日/卯月丁亥の日/月齢3.6日
◆日の出4時50分 日の入18時27分/月の出8時07分 月の入22時32分