今日は、雑節「二百二十日」。「二百十日」と並んで台風来襲の要注意日。となると、ココロに浮かぶのは風になびく秋の七草・尾花だったり。/旧暦8/10・乙未

今日は、雑節「二百二十日」です。

10日前の「二百十日」と同じ理由で、農家の厄日。

具体的には、稲穂が実りつつある頃だというのに、台風の来襲の確率が非常に高い日ということみたい。
かつては、こうして日にちを開けずに、注意喚起しまくったってわけです。

が、ここ数年。
ことごとく荒々しさが増した気象状況を考えれば、現代人にとってもかなり重要な暦アイテムかもしれません。

台風来襲となると、想像してしまうのは、広大なススキ野原。

とても不思議なんですが、激しい嵐がやってきて、最初にポッと頭に浮かぶのはそんな光景。
…たぶん、映画かTVで見た映像が記憶に残っているのだろうなと思うのですが、激しい雨風の中、ススキの穂の美しい銀色が縦横無尽に踊る様子を想像し、恐ろしくも美しく思う。

ススキ

そんなこんなで、さっそく今日のアイテムは秋の七草「尾花」となります。

秋の入口に尾花=ススキは、まだまだ初々しくて…。

花はピンと天を向いているのみです。

若いススキ

皇居の庭も…。

皇居のススキ

向島百花園も…。

向島百花園ススキ

まだ咲きたてほやほやのススキの花です。

秋の七草の呼称「尾花」って、
動物のしっぽに似てるからこの名?

となれば、まだ「尾花」と堂々呼べるほど育っておりません今日この頃。
実際、頭の中では、「薄」とか「芒」の漢字を当てている。

ちなみに例年、中秋の名月頃には、尾花たる存在感を纏うほどに育ってゆくのですが、今年の中秋の名月は9月15日。
うーん、すぐだわぁ。

となれば、「尾花」にふさわしく、こんな風になるのは、今年はいつになることでしょうね。

ススキ

もしや、十三夜の月(10月13日)まで待つ感じでしょうか。

◆今日は、2016年9月10日/旧暦8月10日/葉月乙未の日/月齢8.7日
◆日の出5時20分 日の入17時56分/月の出13時00分 月の入23時27分