9月16日は、竹久夢二の誕生日。関連本を一冊読んで、そのスーパークリエイターぶりに驚愕の1日。こりゃ「カワイイ」のルーツだわぁ。/9/16=旧8/16・辛丑

昨年偶然知った。
9月16日は、竹久夢二の誕生日。

好きな作家の誕生日には、その著作を一冊。
手に取り読んでひそかに祝う。
(ただし、たくさんいすぎなので、思春期から好きな作家限定。原則、あちらへ逝った方)
…なんですが、高校生時代の夢二興味は、彼のデザイン方面。

夢二モチーフ

ことに、植物をモチーフにしたそれらが、若き心を静かに虜にしたものです。

つまり、詩人としての著作じゃあない。
もっと言えば、もっとも有名である(…気がする)美人画の件も、だいぶオトナになってから興味を持った。

ってことで、誕生日の著作祝いのエリアに入っていただくにはかなりイレギュラーなんですが、まあそんなことはどうでもよいのです。
可愛いし。

今年は、じっくりトータルに夢二を知ろう!

ということで、一冊、新しい夢二関連蔵書を。

夢二の本

いろいろ迷って『竹久夢二—大正モダン・デザインブック 』河出書房新社…にしましたが、これが毎ページ夢二作品満載で楽しい。

そして、夢二のことを知れば知るほど面白い。

竹久夢二は、今でいう、グラフィック・デザインもテキスタイルデザインも悠々とこなし、画家として多くの雑誌や書籍の表紙絵も、ポスターも描いた。
さらには、ブックデザインや、広告のエリアまで…。
彼のシゴトのエリアはこれでもかっ!というほどフィールド広く。

マジで、天才だったのねぇ。
と感心することしきり。

…今頃ですが(笑)。

夢にに惹かれた当時の、高校生の私は…。

せっかくそんな早くに出会ったというのに、彼のデザインした苺とか蔓バラとか、椿とか…の植物模様から、身近な植物のかわいさに目を開いてもらうにとどまり。
まあ、凡人の小物のままで今に至る。

そして今でも、時々、画像検索などして、うっとり眺め。

ハンカチやシャツの詩集図案にパクれないかしら?などと。
かなり、小さくこじんまりと楽しませていただいとります。

竹久夢二さま。
132回目のお誕生日おめでとうございます。

ということで、今年も、年に一度の「竹下夢二美術館」詣でへ。

ただいま、「竹久夢二とモダン都市東京 展 ―夢二のいた街、描いた街―」なんてテーマで充実の展示がなされているみたいです。

◆今日は、2016年9月16日/旧暦8月16日/葉月辛丑の日/月齢14.7日
◆日の出5時24分 日の入17時47分/月の出17時32分 月の入4時22分

↓こうゆう本こそkindle版ほしいのにないのよねぇ。