2月25日は、菅原道真公のご命日。亀戸天神では、梅満開の中で菜の花供えて、「菜種御供」の神事が執り行われます。/2/25=旧1/18・丁丑

2月25日は菅原道真公のご命日です。

って、ホントは、旧暦2月25日なので、もう少し暖かくなってから…2016年は4月2日がそれにあたります。
が、総本宮を謳う太宰府天満宮や北野天満宮をはじめとし、多くの天神様を祀る神社の多くは、今日を御命日として、神事が執り行われます。

亀戸天神では、祥月命日を偲び「菜種御供」という神事

神事のあり方は、神社によっていろいろで、太宰府天満宮や北野天満宮では「梅花祭」と銘うち、かなり大きな祭事も行われるようです。
が、我が東京での道真公の御命日はややひっそりと…。

菜種御供

しかし、美しい菜の花が彩りを添えます。
亀戸天神の「菜種御供」は、境内で授与いただいた、菜の花一輪に、名前を書いて、拝殿間へに備えるという参拝者参加型の神事。

菜種御供

お参りするにも、目の前の菜の花の黄色が美しく。
終わって、境内を振り向けば、今度は、咲き誇った梅。
2016年は、梅の開花(のみ?寒桜は、早かったんですがねぇ…)はゆっくりみたいで、今日あたりは見ごろかも?

とにかく、天神様って、本当に美さと隣り合わせのカミサマであることだなぁと、確認することしきりです。

「菜種御供」の謂れは…。

「大宰府に左遷される途中、あたり一面に菜の花が咲いていた」とか、「ちょうど命日のあたりが菜の花が盛りだったから」あたりが、有力説かな?
…と思っていたら、亀戸天神のサイトには「“なたね”が“なだめ”に通じることから、神前に菜の花をお供えし、御心をお慰めする」と説明しておりました。

ということで、今年も拝殿前には菜の花がたくさん供えられるはずです。
もちろん私も、今日は亀戸天神へ。

梅の様子も気になるし、なにより供物もいただけたり…。

菜種御供の供物

菜の花をもとめご供養させていただくと、菜の花のお漬物がいただけます。
天神様からのお土産ですね。

今年もいただけるかなぁ?
これも楽しみのひとつだったりするんですよねぇ。

◆今日は、2016年2月25日/旧暦1月18日/睦月丁丑の日
◆日の出6時17分 日の入17時32分/月の出19時51分 月の入7時25分