七十二候は「水泉動」に。寒さの底たる「寒の内」の日々にも、凍った水が溶け流れ出し、季節は「動」く!/旧暦12/11・丙寅

七十二候は「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」の時期です。(1月10日~14日)

「寒さで凍っていた泉や川や湖や…が融けはじめる頃」と暦。
日々は、寒さの底「寒の内」に入ったばかりですが、少しずつ温かな春に向かって季節は「動く」

暦がこう言い出すと、個人的に思い出すのはこの光景。

湧き水

上野恩賜公園の清水観音堂舞台下の湧き水の動き。
この水は、京成電鉄上野駅トンネル内の地下水をここまで引いて湧出させているのだそうです。

上野の湧き水

この湧き水は凍ることはないのですが、冬場は眺めるには寒々しい。
しかし、暦が「水泉動」と言い出したからか、快晴の日が多いせいか、今頃眺めると温かな印象なのが不思議です。

ちなみに、この水は、しのぶ川を伝って、不忍池へ。

…と思えば、ちょっと不忍池まで散歩したくなりますね。

「寒の内」に入って9日目の水は「寒九の水」。

今日は、もうひとつ水の話題。
「寒の内」の水は薬効ありと言われますが、「小寒」から数えて9日目の水は「寒九の水」と呼ばれ、さらなる薬効があるんだとか(*’▽’)。

と思えば、毎朝いただく白湯も、ありがたい。

寒九の水の白湯

まずは、この朝の一杯の白湯をゆっくりいただき、今日の天気や気温を確認。
朝食を済ませたら、温かくして、ちょっと出かけてみましょうか。

◆今日は、2022年1月13日/旧暦12月11日/師走丙寅の日/月齢10.4日
◆日の出6時51分 日の入16時49分/月の出13時04分 月の入2時39分