季節の暦七十二候は、「閉塞成冬」に入りました(12月7日~10日)。
「閉塞」は「そらさむく」と読みますが、もうこれって当て字ですよね?
この単語は「閉塞感(へいそくかん)」というコトバの意味通り、「閉じて」、「ふさがって」、「先行きが見えない」を意味します。
その意味を空の様子に充てている…寒いというか重いというか。ああ、やるせない。
そうして「成冬」=「ふゆとなる」。
暦は、そんな感じの季節というけれど…。
関東地方は、12月入ったら晴れの日続きっ!
夏の天気すらダークで、そのまま秋晴れの少ない秋。
暦が「大雪」だとか「閉塞成冬」だとか言いはじめたらやっと、晴天続きになりましたっ!
これからも、スコーンと抜けた冬晴れの日々をぜひっ!
青vs黄色、黄色vsピンク…の華やいだバリエーションもこの時期!
そうそう、冬晴れてくれさえすれば、こんな光景。
青空をバックに銀杏の黄葉が最後の輝きを魅せています。
そして、今頃なら、銀杏の黄色を背景に清らかなピンクの色合わせも楽しめたり。
上野公園の清水観音堂裏のあたりは、銀杏がもうそろそろ終わりですが、反対に冬桜が満開。
ぎりぎり一瞬!という感じで、こんな色合わせが楽しめる頃です。
…って感じで、暦がいくら「閉塞」「成冬」と言い張ろうとも、東京の界隈は、なんだかとっても美しくココロ穏やかに過ごせる冬。
ありがたいです。
◆今日は、2016年12月9日/旧暦11月11日/霜月乙丑の日/月齢9.6日
◆日の出6時39分 日の入16時28分/月の出13時08分 月の入0時41分