七十二候は「竹笋生」に。暦は、いよいよ筍のシーズンといいますが、それは孟宗竹ではなくシュッとした在来種の筍のこと。/旧暦4/4・癸亥

七十二候は「竹笋生(たけのこしょうず)」の時期です。(5月15日~20日)

暦が「竹笋=筍が、竹林に顔出す頃」と言い出しました。

えっ!いまごろ?
…と思う方も大勢いらっしゃるでしょうが、この筍は、日本在来種のシュッとした形状のほう

真竹たけのこ

我がご近所では都合よく竹林もないし、スーパーにも青果店にも並んでるのをみたことないですが、母の家の竹林では、毎年続々と顔を出す。
見つけるのも採るのも孟宗竹の筍より簡単なんで、あっという間にこんな感じに収穫。

真竹たけのこ

この暦が現役だった江戸時代には、きっと江戸のあちこちにもこのシュッとした筍が顔をだし、江戸人たちの食卓をにぎわしてたんじゃあないでしょうかねぇ。

ちなみに…。

母の家ある福島の地の収穫物は、関東地方と比べておおよそひと月遅れ。

なので、筍を採って…。

母の庭の筍

こんな感じに、ドドーンと送られてくるのは、まだひと月ぐらい先なんですけどねぇ。

でももしかして、今年は少し早いかもと、母に「筍は出てきた?」と聞いたら…。

「まだ、茗荷の芽が出てきたところ」と写真が送られてきました。

茗荷の芽

紫の都忘れの花の手前に、ひゅんひゅんと、無精ひげみたいに出てきてるのが、茗荷の芽

ふーむ。
茗荷のことなんか聞いてないんだけどね。

ああ、しかし、いったいいつになったら帰省できるんだろなぁ。
これから夏までには、蕗に筍、梅もある、もちろん梅雨明け頃に早生の茗荷もあるだろし、街暮らしには、やけに楽し羨ましの収穫の日々なんだがなぁ。

◆今日は、2021年5月15日/旧暦4月4日/卯月癸亥の日/月齢3.3日
◆日の出4時36分 日の入18時39分/月の出6時45分 月の入21時51分