七十二候は「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」に。ってことで、蕗の薹で春を堪能!/3/6=旧2/9・壬辰

季節の暦七十二候は、「蟄虫啓戸」に入りました(3月5日~9日)。

実は、意味は昨日の「啓蟄」とほぼ同じ。
使う文字も同じなんで、まあ、そうですよね。

「蟄虫」の読みは「すごもりむし」で、もちろん「虫」=昆虫、蛙、蛇…etc

哺乳類以外の冬眠してたいきもの全般を指してるんじゃないですかね?
いや、冬眠してた、モグラやクマや…も含むのかな?

そして、その「虫」たち「戸」「啓(ひら)」く=穴からもぞもぞと繰り出してくるってことですね。

ちなみに、二十四節気と七十二候がここまで同じというのはこの時期だけ、もうただひたすらに強調してる。
なぜだろね?

やっと、春の動きが目に見える日々がうれしかったんですかね?

「春の皿には苦味をもれ」の代表格も
「蟄虫啓戸」の時期に旬ですね。

そうそう、昨日。
まだ、(田舎育ちの感覚としては)あんまり安くもなかったけれど、まあいいかと買ってきた蕗の薹。

蕗の薹

そもそも田舎育ちの私にとっては、蕗の薹って買うものじゃなく採ってくるものなんだよねぇ。

さあて、今年はどうやっていただこうか?
と思いつつ、まずは中身を見たくなる私。

蕗の薹を切る

半分に切ったその中には、春の素がぎーっしりぎゅうぎゅうに詰まってる?

…が、ぼんやり見てる端から、黒くなる?
すごい灰汁だなぁ…。

さあ、急いで食さねばっ!
今年も、粉ものと食べよう!蕗の薹のちぢみ。

粉を溶いて、焼き。

最後に、蕗の薹半分を丸ごと載せて…。

おやき

ひっくり返してできあがり。
あっ!少し崩れたっ!

今年は、蕗の薹がきちんと見えるような焼き方にしたつもりなんですがどうでしょう?

醤油にほんのりごま油をたらしたモノをつけて食べます。

食べる

ああ、春の苦味っ!

これは、動き出す日々の前に、不要なモノをカラダから外に出すチカラ。
どうぞ、一昨日からの風邪だか、花粉症だかも追い出してくださいっ!

◆今日は、2017年3月6日/旧暦2月9日/如月壬辰の日/月齢7.5日
◆日の出6時05分 日の入17時41分/月の出11時26分 月の入0時46分