奈良の大仏・盧舎那仏像の開眼供養を由来。
今日は、由緒ある「大仏の日」です。
奈良・東大寺の大仏様、廬舎那仏像が造立されたのは、天平時代。
天平勝宝4年の今日、4月9日(西暦752年5月26日→記念日は、日付を採用したみたいですね。)には、その完成の儀式、開眼供養が行われました。
それを記念して、今日は「大仏の日」。
いつものごろ合わせとは一線を画す、背景、由来在りまくりの一日なんですねぇ…。
奈良に行かなくたって、我が町にも大仏様はいらっしゃる。
えっ?どこに?
上野公園のど真ん中にちゃあんと。
といっても、上野の大仏様はお顔だけ。
かつては、ちゃんとお身体もある大仏さんだったんですけどねぇ…。
造立は、寛永8年(1631年)で、その後、元禄11年 (1698年)は大仏殿も建立されたそうですよ。
がっ!
その後、度重なる江戸の火災や地震でダメージをうけ、関東大震災では頭部が落下してしまう。
それでも、修復を施し大切にされてきたものの、第二次世界大戦時、金属供出令でお顔以外のすべてが、軍に持って行かれてしまった…。
うーむ。
上野の大仏様は、ハードすぎる歴史を背負っております。
お顔は、寛永寺に戦後まで保管され、現在のお姿になったのは、昭和47年(1972年)だそうです。
このお姿は、過酷な日本の歴史と平和な今を静かに語ってもいるかのようです。
幾多の災難も潜り抜けたお顔は、
今や、これ以上は落ちない、合格祈願スポット!
平成の世では、そんな風な位置づけでもある大仏様なんだって(*’▽’)?
確かに、大仏様の両脇には、絵馬が大量に奉納され…。
すべて「合格祈願」の文字が入る。
それにしても、この絵馬のデザイン。
大仏様のお顔をドーンと配しただけなのに、おしゃれですね。
ブルーの配色が効いてるのかな?
なんだか、我が家に持ち帰りたい気分満載。
…もちろん、ここに奉納するものなので、ぐっと我慢いたしましたが(*‘∀‘)。
ちなみに、ホンモノのほうの大仏様のお顔は触って、パワーをいただくのが可能。
今日も桜の様子見がてら足を延ばし、お守りの代わりに、お顔にも触れてパワーをいたいてくる所存。
◆今日は、2017年4月9日/旧暦3月13日/弥生丙寅の日/月齢12.0日
◆日の出5時17分 日の入18時09分/月の出16時16分 月の入4時14分