今日は、旧暦5月5日の、ひと月遅れの旧・端午の節句。
ってことで、我が家の室礼もどきもプチリニューアルです。
千代紙で組み立てた「くす玉」と、根津神社の月次花御札(つきなみはなみふだ)「薬玉」。
「薬」の「玉」と書くので一目瞭然。
「薬玉」のルーツは薬を入れた玉
そして、もともと端午の節句に縁あるもので…。
「じゃ香、沈香、丁子などの香料を玉にして錦の袋に入れて糸で飾り、造花に菖蒲や蓬などを添えてつけ、五色の糸を長くたれる」(『日本年中行事辞典』鈴木 棠三著 角川書店より←日本全国の主な年中行事が解説されてておススメ)
というものだったみたいです。
そして、雅なお方の住まいの簾や柱にかけて、邪気を避けるまじないとした。
ちなみに、根津神社の「薬玉」札も、5月の端午の節句から9月重陽の節句まで飾る特別バージョン。
蒸し暑い夏は、さまざまな疫病も流行り始める季節でもあって、この札はそういった厄災を防ぐ由来があるんだとか。
じゃ香、沈香、丁子はないけど、今頃の香り草を!
薬玉だけではちょっと寂しいもんで、爽やかにグリーンの花束…いや草束を。
ホントは、ヨモギを飾りたかったんですが、ご近所の道端&空き地には見当たらず…。
バジル、ローズマリー、香菜を少しずつ飾る。
これら、ハーブ類も、悪しきものを避けてくれそうな勢いを感じる葉っぱたち。
…ってことで。
求めたのは花屋さんではなくて、八百屋さんです。
毎日何かしら使うので、飾っては使い…がしばしつづく。
◆今日は、2017年5月30日/旧暦5月5日/皐月丁巳の日/月齢4.3日
◆日の出4時27分 日の入18時50分/月の出8時58分 月の入23時00分