七十二候は「水始涸(みずはじめてかるる)」の時期です(10月3日~7日)。
「涸」=「水が枯れる」あるいは「干上がる」の意味で、読みは「みずがはじめてかるる」。
暦が、こんな風に言い始める頃は、田んぼの稲穂は十分に実る頃。
とすれば、そろそろ稲刈りですね。
その日にそなえて、人びとが、水田から水を抜きはじめる季節です。
我が東京の田んぼは、暦に先立ち、稲刈り完了!
小石川後楽園にある小さな田んぼも、去る9月29日に稲刈りが執り行われ…。
稲は、掛け干しされていました。
とーぜん、田んぼの水は落とされて、ちょっとしたぬかるみに雀がわらわらといたりして😊。
落ちたコメをついばんでるみたいです。可愛い。
…しかし、この風景。
10年前なら普通だった福島の母の家周辺でも、もう皆無となってしまいました。
眺めたければ、少し遠出しなければならない。
理由は、高齢化と、2011年の大震災後の土地のプチバブル(←があったんですよねぇ。住宅が増えました。人口は減ってるのになぜ?)。1時間に一本のペースでしか電車がこなくとも、駅前ちかくなので、もはや田んぼはありません。
そんな風景を、庭園の中とはいえ、東京で眺めている自分。
なんか不思議な気分です。
◆今日は、2017年10月5日/旧暦8月16日/葉月乙丑の日/月齢14.9日
◆日の出5時39分 日の入17時20分/月の出17時18分 月の入4時38分
コメント
私の住むつくば周辺には未だこの風景残ってます。あっ!ちょっと遠出の範囲ですね。
つくばなら、稲刈りの風景が見られるのかぁ~(^^♪。羨ましい。