七十二候は「鴻雁来」に。となれば空を見上げて、むなしい雁探し。そしたら表情豊かな秋の雲。/旧暦8/20・己巳

七十二候は「鴻雁来(こうがんきたる)」の時期です(10月8日~12日)。

「鴻雁」=渡り鳥の「雁」のこと。

その「雁」が、北のほうから渡ってくる頃と暦は言っております。
がしかし、東京で雁を見ることは…やっぱりないなぁ。

東京で..というより、「雁」は、いまや保護鳥となるほど数が少なくなっているらしく、日本全国目にするのは難しいのかも?

子どものころなら、普通にvの字に並んで飛んできたのになぁ…。

と空を見上げれば…。

秋晴れの空には、雲。

秋の雲

秋の雲

雁の代わりにといってはなんですが、秋らしい雲がやってきています。

そういや、毎年、「鴻雁来」と暦が言えば、空を見上げて雲を見つけているような気がする。

そして一応、不忍池へ。

これは、森鴎外の小説「雁」のせい。

不忍の池にも雁がいる様子が描かれている…。(しかも、獲って、酒の肴にしていたりする。ちょいと、学生さんっ!平成の世は雁は禁猟になってます。青空文庫「雁」の「弐拾弐」あたりからご覧ください)

しかしね…。

不忍池

野鳥の多い不忍池なんで、水鳥も多数のはずが、この日、目に付いたのは、鴨と…スワンボートぐらいかぁ。

◆今日は、2017年10月9日/旧暦8月20日/葉月己巳の日/月齢18.9日
◆日の出5時42分 日の入17時14分/月の出20時00分 月の入9時04分