「鴻雁来」の日々にも雁は飛んでこないけど、東京の街には杜鵑(ほととぎす)はここかしこ。いや「杜鵑草」のほうね。/旧暦8/21・庚午

七十二候が「鴻雁来」といっても東京の空には見当たらず。
しかし、杜鵑(ほととぎす)なら来ています。

…って地面のほうね。

杜鵑草

紫のドットがステキな「杜鵑草(ほととぎす)」

それって、「雁」とは鳥違いどころか、縁もゆかりもない植物じゃん!

いやいや、この暦の時期になると杜鵑草は、盛んに咲いて、「今日は晴れだ」「雲がキレイだ」「あっ、樹の実がなってる!」
…とやたら上ばかり眺めている日々にも、不思議と目に付き始めたりする。

道端でも出会えるけど、今なら向島百花園で群生。

これは、10月3日のお月見お供え式の日に、足元で咲いてた杜鵑草。

杜鵑草

まだつぼみもたくさんあって、これからもっと盛んに咲きそうです。

鉢植えしたのもあって。

杜鵑草

ああ、憧れるなぁ。野草を鉢にちょっと植え…っての。

で、今年のお月さまへのお供え花も…。

お供えの杜鵑草

薄に吾亦紅ではなく、杜鵑草を併せてみた次第。

一輪挿しでひっそり咲く様子もなかなかに良しです。

◆今日は、2017年10月10日/旧暦8月21日/葉月庚午の日/月齢19.9日
◆日の出5時43分 日の入17時13分/月の出20時50分 月の入10時10分