今日は、旧暦10月=亥月の亥の日。ってことで、やーっと口にいたします亥の子餅。/旧暦10/3・辛亥

旧暦が、やっと10月に入り、今日は「辛亥の日」。初亥の日ですっ!

ですっ!とか何を張り切っているかと言うと…。

今日は、亥の子餅をいただき「無病息災」を祈願します。

亥の子餅

っていっても、これば昨年の亥の子餅。
ちょうど、鎌倉方面に行く用事があって、湘南菓庵 三鈴で土産に求めたものです。

今年の分は、今日これからどこかで入手してくる予定。

というのも亥の子餅は、「亥月亥日亥刻にいただく」

…と無病息災のご利益がある。
というかたーい鉄則…いや言い伝え。

その日買い求めて、その時間を待つ…が合理的と遅ればせながら気づいた次第。

ってことで、今日は昨年の亥の子餅をご覧ください。

・カタチはイノシシの子、うり坊の見立て。
これは、猪は多産=健康であるということからと、亥=陰陽五行説では水性⇒火難除けの信仰につながる。
…などなどが理由。
なので、いずれの亥の子餅も一見、地味な姿ではあります。

・素材の工夫は、お店それぞれで腕を競う。
ちなみに、ここ三鈴の「亥の子餅」には、中身は餡子とシンプルですが、包む求肥餅に栗、白ごま、けしの実などが練り込んであって食感がステキ!

さて、「亥月亥日亥刻」は何時?

日の出・日没で測る江戸時代の時間カウントを無視して、22時とか。
ざっくり、午後9時〜11時ぐらいとか。

そんな風に書かれてあることが多いですが、それって、微妙に違うし、ざっくりしずぎだし。

今年も、江戸人に倣って「日の入」「日の出」を目安に割り出しっ!

時を刻む手段に乏しかった江戸人たち。
日没=暮れ六つ、日の出=明け六つとして、昼間も夜もそれを6等分し、そこに、干支をあてはめた。

本日の「日の入」は16時32分、そして明日の「日の出」は、6時22分。
⇒夜間は13時間50分
=割ることの6で、約2時間18分。
⇒日没の時間は、酉の刻。
⇒干支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の順番。
⇒酉の刻16時32分+2時間18分⇒戌の刻18時50分+2時間18分⇒亥の刻21時05分。

今日の亥の刻は21時05分!

昨年も、ほぼ同じ時刻にいただきました。

亥の子餅

通常8時過ぎたら飲み食いはなしを日常ルールにしているわたくしですが、これは例外。
ってか、禁断の味なもんで、より美味しく、ご利益もたっぷりありそうに感じました。

さあて、今日は、これからどこの亥の子餅をGETしようか?
もちろん、今までいただいたことのない亥の子餅を探すつもり。(⇒いままでいただいた亥の子餅は、こちらこちら)。
やっぱ、デパ地下詣でですかね。

楽しみです。

◆今日は、2017年11月20日/旧暦10月3日/神無月辛亥の日/月齢1.6日
◆日の出6時21分 日の入16時32分/月の出7時32分 月の入17時59分