今日、6月16日は「和菓子の日」です。
まずは、由緒正しきこの記念日の由来。
<嘉祥元年(848年)の6月16日、任明天皇は、蔓延していた疫病を鎮めようと、神前に菓子を供えて厄除け祈願をした>
ことによる…っていうから、始まりは平安時代。
以降、江戸時代まで続いたものが、明治以降いったん廃れる。
現代になってから全国和菓子協会によって「和菓子の日」として復活を遂げた。
って記念日です。
実際、本日は、赤坂の日枝神社ほか、「嘉祥の儀」を執り行ってる神社もありそう。⇒日枝神社の「嘉祥の儀」は過去記事にてどうぞ。
個人的には、とらやの嘉祥菓子を眺めて過ごす和菓子の日になりつつあって…。
もちろん写真で😊。
眺めるというより、毎年この日にブログに載せて見せびらかす…といったほうがいいかしら?
とらや製「嘉祥菓子 7ヶ盛」は、和菓子の日にしか購入できない逸品(予約は数日前から可能)。
数年前に勢いで購入。
その豪華(見た目も素材も…そして味も)さと、賞味期限その日中という事実にため息をつきつつ賞味。
そして、庶民にとっては、一生に一度愛でて食せばいい和菓子。
…と気づき、以降、この日は、毎年同じ写真を観て、見せびらかすと決めた😊😊。
さて、今年はそのパッケージングから…。
すでにとらやの包装紙で包まれている状態からして雰囲気良しで感動。
日枝神社で授与されたと推測される「厄除招福」のお札。
それと赤白の紐&赤白の包み紙の組み合わせが、すでに美しくセンスを醸す。
包みを開ければ…。
化粧箱のふたは、粋な紺のよろけ縞。
ここのお菓子はすべてがこの箱というわけではなかったかと…。
もしや嘉祥菓子専用?
いや夏用の箱か?
そしてっ!
肝心の嘉祥菓子は、土器(かわらけ)にヒバの草をしき、そこに7種類の菓子が並らぶ。
豪華でもあるけど、とにかくこの見かけが可愛らしいです。
大好きです。(生では一回しか見てないけど…。)
ちなみに…。
この「とらや」製「嘉祥菓子」は、幕末頃に御所へ納めていた嘉祥菓子を古い記録を元に復元したものだそう。
平安時代の嘉祥菓子は16種類。
それが、どこかの時代で、16を「1」+「6」=「7」として省略し、7種で「七嘉祥」と呼ぶようになったらしい。
ふーむ、すごい省略の仕方ですがいいのか(・・;)
これは、とらやが、嘉祥菓子を御所に収めていた幕末頃からすでにこの数だったそう。
まあ、ラッキー7だもんね。
現代人には16より縁起がいいかも。
さて、それではひとつひとつの解説を…とおもったけれど、今年はダイエット中。
甘味は見ずに過ごしたい。
えっ!
和菓子の日だってのに?
ってことで、昨年の記事をごらんください⇒こちら
そして例年、嘉祥菓子として売られた和菓子の中から小さなのを一品いただくのが個人的通例ですが、とにかくダイエット中。
今年は、豪華版嘉祥菓子をここに見せびらかしまして、お祝いの記事といたします。
ふふふっ。
ご興味のある方は、問い合わせてみてください。⇒とらやの公式サイト
とらやで嘉祥菓子として出されているのは、「嘉祥菓子 7ヶ盛」以外にあと3種。
もしかして運が良ければ、何か手にして味わうことができるかも?
◆今日は、2018年6月16日/旧暦5月3日/皐月己卯の日/月齢2.3日
◆日の出4時25分 日の入18時59分/月の出6時49分 月の入21時19分