太宰治は誕生日と逝った日が一緒。
6月19日は、逝った日を偲ぶ「桜桃忌」として有名だけど、今日は、誕生日(1909年)でもあるのです。
太宰治は、思春期に読みまくった、よくある読者な私なので、もちろん今日は1冊。
そしてもちろんさくらんぼも買ってきました。
しばし、三鷹市下連雀にあるお墓(←この向かい森鴎外のお墓もあります。)のほうに向けお供えしている…つもり。
さて、今年の一冊は…。
ここ数年、太宰治作から一冊選んで読み返してたんですが、ここらで少し、誰かの思いを通しての太宰治ワールドが知りたくなった。
つまり、誰かの意見に耳を傾けたら、この先もっとおもしろく読めるんじゃないか?
…とくに、この作家の場合…と思った。
ってことで、この一冊『富士には月見草―太宰治100の名言・名場面』。
長く読み継いできた作家の本こそ名言&名場面を拾って読むのもおもしろそうだし、さらにそこに、太宰と同郷の作家・長部日出雄氏の解説。
これって、今日読む本としてかなり似つかわしくないですか?
さて、読書に入る前に、太宰治さま。
109回目のお誕生日おめでとうございます。
ふと、同じ年の方がまだ生きているって、この現代なら十分にある…と思いいたり、その近しさにハッとしました。
◆今日は、2018年6月19日/旧暦5月6日/皐月壬午の日/月齢5.3日
◆日の出4時25分 日の入19時00分/月の出10時13分 月の入23時31分