「三の酉」まである年は、火事になりやすい?
…って、言い伝えのルーツは諸説。
私が一番好きなのは、酉の市にかこつけて吉原通いをするオトコたちに、おかみさんたちが釘さした。
「三の酉の今年は、吉原も火事になるっていうから、行くのはおやめよ。おまえさんっ。」
という、やんわり引き留め作戦が、いつしか江戸のうわさで広まった…ってやつ。
その舞台となった酉の市は、吉原とは目と鼻の先のここ「長國寺」の酉の市。
まあ、敷地がつながってるんで鷲神社でもいいんですが、そちらはいつだって大混雑だし、こんな縁起物もありません。
「長國寺」にて「三の酉」の年にしか授与いただけない「火防せ守り」。
纏(まとい)の意匠が、なかなかに粋です。
山門横の大熊手もゴージャス、熊手守のバリエーションも豊富。
意匠もちょっと珍しい気がする。
これを見上げつつ山門をくぐり、拝殿でお参り。
お参り終えたら、ぜったいいただいて帰る「熊手守」もここは、種類が豊富なのが魅力です(⇒長國寺のサイト)。
昨年は、そうとうにまよって、ひときわ豪華なこちらを授与いただいた。
今年調べたら「金運かっこめ守」という名前だったけど…うーん、ご利益はどうだったかな?
いや、食うにはこまらなかったんだし、ご利益はあったね😊。
さあて、今年はとちらの熊手守を授与いただこうなかぁ。
帰路は、「切山椒」も忘れずに。
◆今日は、2018年11月13日/旧暦10月6日/神無月己酉の日/月齢5.8日
◆日の出6時14分 日の入16時36分/月の出10時58分 月の入21時08分