今日は植物学者・牧野富太郎の誕生日にして「植物学の日」。会いたかった樹々花々をココロに博士の庭に思いを馳せます(*’▽’)/旧暦4/2・丁酉

4月24日が「植物学の日」なのは、
牧野富太郎博士の誕生日が由来。

本来ならば、初夏の気持ちのいい一日を選んで、牧野博士の庭へ。

牧野記念庭園

大泉学園駅からほどちかい牧野記念庭園へ出かけるのが恒例。
しかし、もちろんここもウィルス禍対策で、ただいま休園中。

こんなこともあるよね。(←諦念っていうか、慣れてきました。)

今日は、その庭で出会いたかった樹々花々を眺めて過ごそう!

春から初夏って、庭園・公園・植物園あたりが際立って華やかな日々。
牧野記念庭園は、牧野博士が晩年まで暮らし、研究にいそしんだ場所でもあって、華やかさに加えて非常にユニークな場所です。

たとえば、のびのび育った「満天星躑躅(どうだんつつじ)」の巨木。

満天星つつじ

普段選定されたものしか見たことがなかったもんで、初めて遭遇した時は、感動したものです。

今日も小さな鈴みたいな花をたくさん咲かせているんだろなぁ。

満天星つつじ

庭園の奥で炎のように咲く「八重霧島(やえきりしま)」も。

霧島つつじ

選定しないとこんな巨木に育つんだなぁ…と見るたび新鮮に思う。
燃えるように赤いので、庭園の入り口付近からも十分その存在を感じることができます。

ここは、植物学者の庭らしさ満載。

そうそうここも、この庭園の魅力のひとつ。

標本園

小さく区切った地面に、さまざまな草が育つ「植物標本園」
どんな花が咲いているかなぁと子細に見るのが大好きで、そうしているとはらり落ちてくるピンクの花びら。

福禄寿

ここの八重桜は「福禄寿」という名をもつ種
道教に由来する神さまの名を持つ桜が植えられているのも、なんか牧野博士の庭っぽい?
そして、今日もきっと咲いているんじゃないかなぁ。

そして、忘れちゃいけない、博士の書斎もじっくり眺め。

牧野博士の書斎

もちろん、企画展も逃さずチェックし→5月10日まで『大日本植物志』と植物標本を開催中。うーん、5月上旬に開園できればいいけどねぇ。

こんな風に庭園内を長々とうろついたのちは、庭園入り口付近で、巨木を見上げ。

朴の花

朴の花を見つけるのが、お別れの儀式…みたいになっている(*’▽’)。

今年もちゃんと咲いていると思うんだよなぁ。
そんな風過ごす「植物学の日」って、実は贅沢だったんだなぁと思う今年。

せめて、ご近所の谷中霊園にある牧野博士のお墓参りに行ってみようかなぁとも思う。
誕生日に墓参りって、へんかしら?

ともかく、牧野富太郎博士、お誕生日おめでとうございます。

◆今日は2020年4月24日/旧暦4月2日/卯月丁酉の日/月齢1.0日
◆日の出4時57分 日の入18時22分/月の出5時43分 月の入19時22分