七十二候は「草木萌動」に。暦は草木の芽吹きの頃と言うけど、もう花々がちんまり咲き始めてます(*’▽’)/旧暦1/18・戊申

七十二候は「草木萌動(そうもくめばえいずる)」の時期です。(2月28日~3月4日)

暦が「草も木も芽吹きの季節」と言いだしました。

ああ、となると、やはり外に繰り出したくなる私。
いつもは道端のロゼット眺めて、ああ春だなぁとか思い深める。

ロゼット

…ですが、今年は少し趣向を変えよう。

「草木萌動」時期に、花咲き始めている草々探し。
行ってみますっ!

目指したのは、近所の切通し。
崖を覆った石垣は、風が当たらず、日当たりもよい。
実は、春夏秋ぐらいまで、雑草観察に最適な場所です。

ほらさっそく、黄色い蕾が膨らんでいる。

野襤褸菊(のぼろきく)

これは、野襤褸菊(のぼろきく)ですか。

おっ!こっちは、もう花開いて、綿毛になってるΣ(゚Д゚)!!

野襤褸菊(のぼろきく)

ここはホントに温かなんだなぁ。

こっちは、野芥子(のげし)

野芥子

春爛漫になると、傍若無人にあちらこちらに背高なのが育ちますが、これはまだまだちんまりとしてて可愛い。

この白い花は、オランダ耳菜草(みみなぐさ)

オランダ耳菜草

オランダ=異国のモノという意味だそうだが、それでは耳菜の名づけはなんでだろう?

おっ!もう種漬花(たねつけばな)が咲き出しているっ!

種漬花(たねつけばな)

経験上だが、この花は、ぺんぺん草こと薺(なずな)と同じころに咲き、時々、見間違ったり。
ということは、そろそろ薺も咲き出すかな?

これは仏の座かしら?

仏の座

よーく見ると、ピンクの蕾が膨らんでいる。

となると、やはりよく似た姫踊り子草もどこかでそろそろ咲くかなぁと思う。
今年はまだ出会ってないけど、そもそもあまり外をうろつかないからなぁ。

この花は、通年見てる気がする、姫蔓蕎麦(ひめつるそば)

姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)

図鑑によれば、花の頃は、5月頃から秋だそう。
つまり、越冬したの?

そして、石垣の隙間観察して楽しいのはこんなのを見つけた時。

かたばみなど

酢漿草(かたばみ)の黄色い花に、あとなにかな?
種漬花(たねつけばな)もいますね。
あとは不明だけど、とにかく、寄せ植えしたみたいに可愛いではないかっ!

以上は、切通しの石垣を眺めつつ、徒歩5~6mぐらいで見つけた花々。
このちんまり具合を愛でるのは、いまだけの楽しみです。
晴れた日には、また別の場所で探そう!

そして、さらに暖かくなったら、草叢に群生して咲くのを探して愛でる、別の楽しみが待っています。

ああ、もうコロナ禍でも出歩かざる負えない。
ってか、外をひとりで黙々とうろつくならとくに問題はないだろね。

◆今日は、2021年3月1日/旧暦1月18日/睦月戊申の日/月齢17.3日
◆日の出6時11分 日の入17時36分/月の出19時46分 月の入7時28分