東京都の樹だから、仰ぎ見れば、いつも目につく銀杏の樹木。
それでも、いまだ続く外出自粛のために、今年は眺めるのは、ちょっと稀。
いちばん最初は、こんな若葉の萌え始めの頃だったかな。
まばらな若葉がレースのカーテンみたいで、そこを通して、空を眺めるのが楽しく。
我も我もと根元から出てきた銀杏の若芽を観察するのも興味深い。
しかし、ほんの2~3年前なら、これらは、もう少しあとの光景。
私の中では、七十二候が「霜止出苗」と言い出す4月下旬ころの銀杏の様子なんですよねぇ。
今年は、染井吉野の開花もばかに早かったけど、他の植物たちもやけに急いで季節を追っているみたいです。
しかもっ!
その七十二候が「霜止出苗」にもならぬというのに、銀杏はもういっちょ前に茂ってます。
ひゃあ、葉を茂らすのが、また一段と速まったねぇ(◎_◎;)。
それでもまだ透明感ある黄緑色の茂りが、ぎりぎり春らしいかな。
このまま初夏、真夏に向かって、緑色はより深く濃く、やがて、強い日差しをよける頼もしい茂りなるはずです。
ってことは、もう夏はすぐそこに来てる?
…などなど思いつつ、いちいち銀杏を仰ぎ見て眺めていたら、発見っ!
銀杏の雄花ですっ!
街路樹は、銀杏の実がならない雄株の樹が多く。
ならばと、若葉の頃になれば、必ず見上げて雄花探しをし続けてますが、発見したのはこれが初めて(*’▽’)。
ふーむ、それなら雌花咲く雌株の樹はどこにあるんだろ??
もちろん、地味な雌花は、見たことはありません。
こうなりゃ見たい(*’▽’)。
◆今日は、2021年4月22日/旧暦3月11日/弥生庚子の日/月齢10.0日
◆日の出5時00分 日の入18時20分/月の出12時42分 月の入2時10分