七十二候は「半夏生」に。暦は「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草が生える頃と言いますが、思いつくのは「半化粧」。/旧暦5/23・辛亥

七十二候は「半夏生(はんげしょうず)」の時期です。(7月2日~6日)

暦は「半夏(はんげ)という草が生えてくる頃」と言っています。

「半夏」は、「烏柄杓(からすびしゃく)」と呼ばれる薬草

口からひょろひょろと舌を出す妖怪みたいなユニークなカタチ植物で、かつては、普通に道端や畑などに生えて、雑草あつかい。
なのに、街暮らしどころか、畑の多い東北の母の家の界隈でも、いまだみたことはありません。
画像検索をすれば、わらわらと出てくるんですけどねぇ。⇒こんな風

ちなみに、今日は、日本オリジナルの暦・雑節「半夏生」でもあって、この「半夏=烏柄杓」が生えたら「田植えは終了させてね」というサイン
「半夏生」過ぎても田植えが終わらなかったら米の収穫は減少するともいわれたそうです。

現代では、今頃田植えをしている光景は稀でしょうが、江戸時代ならそんなこともあったんでしょうね。

街暮らしの「半夏生」といえばこの草。

ホントなら、梅雨明け近しの今頃に、湿地に生えるこちらの「半夏生」に遭遇。

半夏生

今頃は、葉っぱが白く染まって化粧したみたいになるので「半化粧」とも。

とはいえコロナ禍なうえに、外は雨続き。
ますます外出する気にならず、今年は、まだ眼にしてはいないんだけどねぇ。

近々、雨脚が弱まった頃を狙って、不忍池あたり。

半夏生

ボート池畔に群生するそれを、ちょっと眺めに行ってみようかなぁと思います。

◆今日は、2021年7月2日/旧暦5月23日/皐月辛亥の日/月齢21.7日
◆日の出4時29分 日の入19時01分/月の出–:– 月の入11時57分