七十二候は「水始涸(みずはじめてかるる)」の時期です。(10月3日~7日)
「水始涸」は、水田の水を落とすこと。
稲穂が育ち、いいかんじに垂れて、そろそろ稲刈りの時期ともなれば、田んぼはその準備です。
暦は「稲刈りの季節が近づいてきた」と言っているわけですね。
都心にもささやかに馴染みの田んぼ。
小石川後楽園の田端があって、コロナ禍の前は、田起こしから田植え、実りを守る案山子の様子などなど、節目節目で眺めに行ってたものですが、今年は、全然訪ねてません。
ああ、コロナ禍め。
小石川後楽園の田端も、きっと稲刈りの頃近し。
今日あたりは、こんな風に水も抜かれて…。
今年の稲刈りももう少し。
…いや、もしかして、今日あたり?
2年続けて、ひとり田端を守り続けた黄門様の案山子。
背後の稲の実りに、さぞかしホッとされているのではないかな?(写真は、昨年の今頃。今年は、マスクなしでキリリッと田端を守られいるようです。)
ホントなら、例年、ご近所の小学生デザイン&制作による個性的な案山子がたち、それがまた楽しかったんですけどねぇ。
さて、稲刈りがすっかり終われば、この田んぼにも稲を乾燥させるための「掛け干し」が出現…のはず。
緊急事態宣言が明けているうちに、やっぱ眺めにゆくべきだろうか?
◆今日は、2021年10月3日/旧暦8月27日/葉月甲申の日/月齢26.1日
◆日の出5時37分 日の入17時22分/月の出1時40分 月の入15時52分