七十二候は「魚上氷(うおこおりをのぼる)」の時期です。(2月14日～18日)
硬く凍った湖だろか、もしや海面だろうか？
それが、春の暖かさで溶けて、氷の裂け目から魚が飛び出してくる光景。
その躍動感を感じつつ、この暦のコトバを眺めます。
しかし、今年は、暖冬のため、帰省先の福島ですら何か凍った気配もない。
水が氷る暇なく、春めいてきた感じです。
おっ！その温かな大地から、ひょっこり顔出した春？
蕗の薹を発見っ！！
近寄ってみれば、蕗の蕾もチラリ見えてますねぇ。
これって食べごろだけどなぁ…としばし逡巡。
だって、東京でだってまだ店頭に蕗の薹は売られていませんもの、マジで今年の初物ですよっ！
しかし、まだこれひとつだしなぁ。
…と、しばし母の庭を這いつくばって他にないかと蕗の薹を探す。
そしたら、今度はこの黄色い花っ！
今度は、福寿草に遭遇しましたっ！
そーだよね。今は旧暦ならば正月、福島界隈ならば、まだ松の内。
「元旦草」の別名をもつ「福寿草」が咲く時にぴったりなのでした。
そして、蕗の薹が顔出したとすれば、福島は、七十二候がひと月遅れで「欸冬華(ふきのはなさく)」の時期とも言える？
◆今日は、2024年2月18日／旧暦1月9日／睦月壬子の日／月齢8.2日
◆日の出6時26分 日の入17時25分／月の出11時27分 月の入1時51分