7月14日の今日は、「ひまわりの日」です。
そうだよね、「ひまわり」と「朝顔」はともに夏らしさでは、双璧をなす花。
小学校の植物の観察日記もこのどちらかが大活躍だったせいもあるのか、どちらも同じくウキウキした懐かしい気分を思い出させる花でもあります。
だから、朝顔には、「朝顔市」なんかもあって珍重されている感じなのに、「ひまわりは無視か?」とも思っていました。
やっぱ記念日…あったんですね。
あれれ?
しかし、ひまわり花咲くクライマックスは、確か夏休み中。
なんで今日?
調べてみたら…。
同じひまわりでも静止気象衛星「ひまわり」のことだった(^^♪
あららっ、失礼っ(^^♪。
しかし、調べてみると、そうかけ離れた勘違いでもなさそうでした。
「ひまわりの日」は、1977年のこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられた記念日。
それ以前の日本は自前の気象衛星を持たず、アメリカから画像を買ってその情報から気象上の観測をしていたそうです。
この日、無事ひまわり1号は、赤道上空に無事に静止。
日本は、初めて自前で地球の外側からの観測が可能になったという…まさに記念すべき日にふさわしい1日です。
陸地も海上も含めた広地域を、短時間で観測可能。
静止気象衛星ってすごいっ!といまさら😊
気象衛星は、静止軌道に地球によりそうようにいて、
雲の様子。
水蒸気の状態。
海上風や降雨量。
…などなどの通常の気象観測はもちろん、台風観測などの防災情報を得る有力な手段。
現在は、静止気象衛星「ひまわり」7号と8号が稼働中。
特に、8号の画像は、解像度も高く、台風や日本付近を撮影する頻度は、従来30分に1回⇒8号は2.5分に1回と、性能も大幅アップ!
(こちらのサイトを参考にしました⇒気象衛星センター )
加えて、2016年にはひまわり9号の打ち上げが成功し、2022年運用に向けて準備中だそうです。
そういえば、天気予報は当たらないのがあたりまえ…という時代があったのを忘れてました。
近ごろの天気予報。
その正確さたるや神業的な感じがありますよね。
それは、この上空に花咲く「ひまわり」のおかげが大きいのでしょう。
晴れ間をにらんで、傘を持たずに家を出て、「ああ、天気予報の言うことを素直に聞いとくんだった」と後悔したこと多数です。
気象衛星「ひまわり」の愛称は、もちろん、植物の「ひまわり」から来ています。
太陽に向かって花を咲かせる様子と、宇宙空間にパッと開く静止気象衛星の姿が似ているということでしょうか?
それもあるのでしょうが、「ひまわり」は、芽が出てから開花直前までは、太陽に向かって「ひまわりの首」を動かす性質を持つ。
…というのが名づけの由来。
静止気象衛星が、いつも「地球」の方向を見ているコトに加え、1日に1回地球を回る(=日回り/ひまわり)という動きもその名にかけたのだそうです。
「ひまわり」という名前がむずぶ「気象」と「植物」の縁?
東京・清瀬市の気象庁気象衛星センター前の道は「ひまわり通り」という名前が付いていたりします。
ああ、こうゆうこだわり方ちょっと好きです。
さらに、清瀬市では数年前から「ひまわりフェスティバル」なるものを開催中。
毎年、広大な農地に約10万本分のひまわりの種を植え、育て、8月下旬あたりに半端でない数のひまわりが花咲かせるのだそうです。
ああ、行ってみたいっ!!
…ということで、無事、本物の「ひまわり」に行き着きました「ひまわりの日」です。