毎年、3月3日と4日は、調布深大寺のだるま市。
正しくは、比叡山中興の祖といわれる「慈恵大師」由来の「厄除元三大師大祭」にあわせ、門前や参道にだるまなどの市が立つという関係性。
というコトで、その「厄除元三大師大祭」の最大のクライマックス「お練り行列」がなんとも素晴らしく。
だるまさんに目を入れて寺に納め、新しいだるまさんをいただいて帰りがてら、300店舗はあるというさまざまな露店を冷やかし帰る楽しさ。
それに加え、その素晴らしき「御練行列」
それらが、上野に近い場所から、はるばる武蔵野の地まで足を運ぶ原動力になっております。
ってコトで深大寺の「お練行列」のこと
深大寺の最寄り駅は京王線調布駅。
さらに駅前からバスに乗ってスムースにいって15分。
それでも、お練行列は午後2時からなので、とにかく2時少し前につくように段取って出かけるのが例年の習慣。
とにかく「お練行列」をとどこおりなく拝み、だるまに関してはそれからゆっくりという順番がおススメだったりします。
さて、その行列は、たぶん100名以上(見た感じですが)詳しくは、昨年のブログ(素晴らしき深大寺の「お練行列」/旧2/4・甲戌)をご覧いただければ基本は同じ。
ココでは、ざっくり、列を構成する方々を順に記述してゆこうと思います。
寺の鐘がゴーンと打たれたのを合図に、列はゆっくりゆっくり進みます。
先頭は、鐘を打つお坊様
→高張提灯を持つ2人
→錫丈を持つ2人
→演奏隊のお坊様がた(といってももちろん雅楽的な楽器ですよ)
→浄水をまき散らしながら進む露払いのお坊様おひとり
→ねずみ色の裃・袴姿で供物を手にもった深大寺の檀信徒の方々
→火消し纏を先頭に火消し衆の面々
→さらに裃袴に供物を持った檀信徒。
→ホラ貝を吹くお坊様が登場すると列もクライマックス。
→しばらく大勢のお坊様方
そしてっ!
→私がいちばん好きな朱色の衣に美しい金襴の袈裟姿の方々。
→深大寺最高位のお坊様が、頭上に朱傘を掲げてもらい筒進み
→供物を掲げるお坊様数人
→公家装束のひとびと
→朱色の衣に紫&白抜き花模様が可愛い袈裟のお坊様
…ふーっ、ちょっとのつもりがまたも長くなりました。
しつこいようですが、詳しくは昨年の写真付きブログをごらんください→素晴らしき深大寺の「お練行列」/旧2/4・甲戌
それでは、新しいだるまさんを購入しましょう
ちなみに、だるまの露店は境内に集中。
参道の露店はほぼ食べもの系のまつり露店ですのでご注意を。
さらに、そのだるま露店もたくさんあり過ぎて、もうどれにしたら良いかわからなくなるので、私は、気が合いそうな露店主を見定めて、毎年そこから買うと決めております。
場所も毎年同じみたい。
購入しただるまは、深大寺のお坊様に目を入れていただけるというのも、ここのバリュー。
左目入りましたっ!
入れていただいたのは、梵字の「阿」の字。
「阿」の字はものごとの始まりを意味するそうで、1年後の今日、願いがかなったダルマの右目に今度は「吽」の字(ものごとの終わりを意味するそう)を入れてお寺に納めに参ります。
おかげさまで毎年、しみじみと良い1年。
ってコトで、1年お世話になった上の写真のだるまに「吽」字を入れて、これからはるばる調布までいってきま~すっ!
◆今日は、2015年3月4日/旧暦1月14日/睦月己卯の日
◆日の出 6時08分 日の入17時38分/月の出16時25分 月の入 4時58分
◎深大寺公式サイト⇒元三大師大祭だるま市
※京王線調布駅から13番・14番バスで10~15分がいちばん便利です。