4月10日~14日は、勝手七十二候「散桜楽」(ホントは、「鴻雁北(こうがんかえる)」ですが・笑)で、散りゆく桜を楽しんでみましたが、桜由来のスイーツに関しては、やっぱり惜しむ感じなんで、そうはいかない。
というコトで、桜の花見由来の和菓子をふたつ。
ココでちょっと惜しんでみる次第
江戸東京の桜を気取るなら隅田川
といえば、やっぱり「長命寺の桜もち」…美味しかった。
実はこちらの桜もちは、年中販売されているもんで、よーく考えてみたら、桜の頃に食べたことがない。
一度は、隅田川の堤にぎっしりと咲き誇るソメイヨシノを愛でつつ「長命寺の桜もち」をいただくのが、ささやかな夢…でもありました。
で、今年は、ばっちり。
満開の日に、桜もちを買う。
…ために、長蛇の列に並ぶ。
ああ、そうかぁ。
皆さま考えることは同じってコトで、桜が見どころの時期のココは異常な混みよう。
だから、テイクアウトのみ。
しかも、購入までに並んだ時間は約40分ほどとなりました。
うーむ。
桜でも咲いてないと並んでまでは買えません。
…が、桜が美しかったので買えました。
長命寺の桜もちは、塩漬けの桜の葉っぱがたっぷり使われているのが特徴。
このタップリ感すごいでしょ。
皮を剥けば、中味は、クレープ状の生地で餡子を包んだタイプの桜もち。
これこそが江戸東京風であります。
そして、この甘さと塩漬け葉っぱの絶妙なコンビネーション。
私は、葉っぱを1枚剥いて、2枚で包んで食べるのが好み。
さて、もうひとつは...。
我が街誇る老舗和菓子舗「つる瀬」の桜オリジナル。
もちろん、逃しませんでしたよ!
…はもちろん、不忍池の桜が咲いて散るまでしか売られていない「桜大福」。
一週間に一度は何かしらを買いにゆく店頭に、このポスターが出ると、ココロが逸るよ。
だいたいにして、この超ローカルにして、不確定要素満載の「期間限定」ってアイデアが、すばらしい。
そして、お菓子自体も、ほのかなピンクがカワイイ。
この、うっすらピンクの大福には、塩漬けの桜の葉が練り込まれている…ああ、つまり桜もちと同じ材料なわけね?
これも、甘さとしょっぱさの塩梅が良くて美味なうえ、口に含むとふわっと桜の香りが漂います。
ついでに、今年は、「花見団子」もわすれずに。
こちらは、ヨモギとさくらの餅米でこし餡を包んで串に刺したモノ。
おなじく美味です。
というコトで、桜の季節は、ささやかながらも楽しみが豊富でやっぱりいいもんですねぇ~♡♡
散っていったソメイヨシノに、ココロからの感謝を!
そして、来年もよろしくね。
◆今日は、2015年4月11日/旧暦2月23日/如月丁巳の日
◆日の出 5時15分 日の入18時10分/月の出–:– 月の入 9時58分