昭和の時代ならば、毎朝着替える制服は、白いブラウスと薄手のスカートに。
通学路途中の交番のおまわりさんも、駅の改札にいる駅員さんとか、バスの運転手さんとかもみーんな夏バージョンの装いに、一斉チェンジっ!
思えば、かつての6月1日といえば、制服の色がいっせいに黒から白へ。
いきなり、街が明るく見えたような思い出があります。
平成の現代となれば、6月まで待ってられない異様な暑さ。
衣装も、暑さの度合いに応じてなんとなくダラダラとクールビスルックに変化してゆく感じ。
…が、個人的には、つまんないなぁ~。
ってコトで。
私も今日が衣更え。今年も、あえてこの日まで待ちましたっ!
といっても、秋冬の衣類を、引き出しの奥にたたんでしまい、代わりに奥から夏物を出す。
…という手前・奥入れ替えのみの簡易バージョン。
もしや、正確には、衣更え…と言わないか?
なので、半そでシャツにアイロンがけという手間をかけてみたりする。
こちらは、特に襟元をきっちり。
色柄モノは、ラフにざっくり。
うっ!ざっくりしずぎで、ちょっとよれよれだったかな?
特に赤いギンガム(笑)。
まあ、いいか~!
会社員という働き方を辞めた8年前に、お気に入りの服以外を思い切って処分。
その後は、足りなくなったら買うというスタンスなんで、夏の半そでシャツはこれらを着まわす。
だから、「衣更え」は気楽なのにもかかわらず、一新した新鮮さは楽しめる。
これだけの手間で、我が衣類は、昨日までの黒っぽさを奥にしまって、白を基本としたさわやかな色合いに一変!
その新鮮さがうれしくて、用もないのに、引き出しを開けては、夏の色合いを、しばし眺めて楽しんだりします。
古い日本家屋の多いご近所は、今年も、大掛かりな衣更えをしているような気配?
といっても、衣=衣服のコトはわかりませんが、6月を迎えると、部屋の調度が変わるみたい。
窓に簾が登場する民家がちらほらと目立ちはじめるのも、この日あたりから。
そういば、ちらりと見えた、縁側に、出しっぱなしの座布団。
それらは、みんな目にまぶしい白いカバーがかけられてました。
なにかご近所の方とお茶飲み話でもやったのかな?
庭の物干しには、あったかそうな絨毯。
これは、敷物が夏仕様に変えられたのかな?
…という具合。
そういえば、このお宅は、秋の入り口に、イグサの敷物を物干しに干してあった記憶があります。
「今日は、衣更えだっ!」と思っただけで、ちょっと夏の開放感を感じてしまう。
暑いのが極端に苦手だというのに不思議なもんです。
◆今日は、2015年6月1日/旧暦4月15日/卯月戊申の日
◆日の出4時27分 日の入18時51分/月の出17時22分 月の入3時25分