今日は、「路地の日」なんだそうです。
もちろん、今日が、何か路地の輝かしき歴史に由来する…わけもなく、「六=ろ、二=じ」という、記念日にありがちは語呂合わせですが(笑)。
でも、記念される対象が「路地」って、やっぱ目の付け所が良いと思うんだけどどうだろう?(←私、路地好きなんで)
個人的には、6月上旬になれば、「毎年、こんなすばらしい記念日を作ってくれてありがとう!」と、思えてやまないわたくしです。
路地の日制定の出所は、長野県下諏訪町
その下諏訪町には「路地を歩く会」という、魅力的な響きを持つ会があり、そこが路地の良さを見直そうと制定したんだそうです。
ってコトで、今年もその素晴らしき会のある下諏訪町の地図を貼っておこう!
この町、非常に由緒ある街でして、路地の魅力もなかなかに深い。
(その詳しいところは昨年のブログをご覧ください)
しかし、我がご近所(根津・谷中・千駄木から上野)だって、ユニーク路地の存在も、街の由緒も負けないわよ!
…と。
路地の日にかこつけ、我がご近所のベストオブ路地を!
もちろん、選者は、私、勝手ベストオブで恐縮ですが、せっかくこんなステキな記念日ですので調子に乗ってみようかと思う次第。
◆勝手ベスト1は、上野桜木町、大黒天ちかくにある路地。
路地は、家と家の間の狭い通路のコトを言ったりするけど、その「家」がいちいちステキで、程よくワイルドに植栽された緑もいい感じ。
…というのがその理由。
時々、民家の壁がギャラリーのごとく。
ちょっと前なら、ここを根城にした黒猫がいて…。
「くろちゃあん!」と勝手な名前で呼んでも、遊んでくれたんだけど。
近ごろ、出会えるのは稀になったのが、少し不満なんだけどね。
それでも、この路地を進んで突き当りを右折すると…。
路地の日の前後は、花々が迎えてくれるから…まあいいか。
◆勝手ベスト2は、根津の王林寺の山門の際から入る路地。
紫陽花なんかが美しく咲く石段。
その手前を左折。
次の路地で、今度は右折。
今も現役の井戸があり、際の石段を登ってさらにくねくね進めば、また大通りに出る。
ちょっと探検迷路みたい路地です。
ちなみに、この石段を上がりつつ、
ちらっと左の民家をのぞけば…。
かっては、「あ・ら・れ」の文字をその壁にひっそりと掲げた…工場?があった。
ここも、いまは、きれいな住宅に変わってしまってるけどねぇ。
ふふふっ、楽しいです。
路地散策!
こればっかりは、どんなに優秀なデベロッパーや設計者が結集しても作れない街の魅力。
路地は、人為&計画的に作るのは不可能、自然発生的なモノなんですよね。
東京のような人工的な街であっても、路地があるから、こうしてヒトが暮らしていけるのかもな?
だから、こんなに愛しいモノなんでしょうね。
◆今日は、2015年6月2日/旧暦4月16日/卯月己酉の日
◆日の出4時26分 日の入18時52分/月の出18時20分 月の入4時07分