6月1日「衣更え」2日は「路地の日」…と、別の用事続きで、危うく飛ばしてしまうとこでしたが、季節の暦・七十二候は、すでに「麦秋至」に入っております。(6月1日~5日)。
「むぎのときいたる」と読んで、「麦が熟すころになりました」という意味。
ちなみに、ココで使われている「秋」と言う字は、「実り」の意味。
こんな夏日つづきの時期にだって、実ったコトは「秋」で表現するんですねぇ。
なんかいいなぁこんな使い方って…と思いませんか?
で、麦っていまごろ実るんだぁ…と、畑一面が黄金色の様子を想像してみます。
が、実は一度も見たことがない。
日本の麦の産地は、北海道と北関東。
および佐賀県をはじめとした九州北部あたりなんだとか。
ってことは、今ごろ、各駅停車とかでゆーっくり故郷東北に向かえば、途中で麦の実りを眺めるのは可能なのかな?
…と、あれこれ想像しつつ早朝散歩。
おっ!見つけましたっ!「麦秋至」
古くからありそうなお茶屋さんの店先に並んだ麦茶!
…なんですが。
シンプルに麦を炒ったのが売られているって珍しいです。
麦茶は、夏のモノですが、もう今年は梅雨入りする前から夏日つづき。
こうなりゃ、麦茶の季節到来といっても差し支えなく。
さっそく煮出す。…しかも鍋で(笑)。
作り方は、売られていた麦茶の上に、貼りだされていた手作りポスター。
ややワイルドです。
返って美味しい麦茶ができそうな気もしてくる…。
このとおりに湯呑(小)一杯分だと約30gぐらいで、とすると1.5ℓぐらいの水が適量。
しかし、我が家には大きな薬缶がないので、鍋で煮だすし、その鍋も800mlの容量。
ってコトで、麦茶は小皿一杯(15g)。
たまたまレモングラスがあったんで、ちょっと一緒に煮出してみようかなぁ。
ってコトで、煮出汁用パックに淹れまして…。
さてココで注意点!
麦茶を煮出す注意点は、水に麦茶を入れてから点火するコト。
じゃないと、あまりうまく煮出せないんですよねぇ~。
ビール色になるまで煮出し続け(10分ぐらい)、火を止め、煮出し用パックを入れたまま放置してさます。
そして、ポットに入れて、保存は冷蔵庫へ!
できましたぁ!
ちなみに、麦茶を買ったとき
「お湯から煮出すと、苦くなるからね。
この暑さで、外に出しっぱなしだと、すぐに痛むからね。」
…と、お金を払って、袋に入れてくださる短い間に、5回以上は繰り返してらっしゃった…店主。
合点承知いたしまして、かなりうまくできましたっ!
レモングラス入りだと、爽やか風味が増しておもしろいです。
これからしばし、苦手な夏。
「麦秋至」の時期にしこんだ、麦茶などのサポートを受けつつも、なんとか夏を乗り切ってゆこう!
まだこんなに残ってるしね。
これだけあれば、毎回違うハーブで煮出して遊んでもいいかもな…ふふふ。
…と、麦茶飲んで、ややテンション高くなってる私であります。
色は目安にしたけど、コレって「麦酒」じゃなくて「麦茶」なんだけど(笑)。
なんと燃費の良いことかしら?
◆今日は、2015年6月3日/旧暦4月17日/卯月庚戌の日/満月っ!
◆日の出4時26分 日の入18時52分/月の出19時17分 月の入4時54分